リーズナブルで美味しい！ミシュラン・ビブグルマン選定のおすすめソウルグルメ

韓国といえばグルメの宝庫。韓国旅行では美味しいグルメを堪能したいという方も多いのではないでしょうか。しかし、「リーズナブルだけど美味しいお店」を見つけるのはちょっと難しいことも。そんなときに頼りになるのが、「ミシュランガイド」が選ぶビブグルマンのお店たちです。

ビブグルマンとは、高品質な料理を手頃な価格で提供しているレストランに与えられる称号で、いわば「お財布にも優しい美食の証明」。今回は、ソウルの街でこのビブグルマンに選ばれたおすすめのグルメスポットをご紹介します。おいしい料理をお手頃に楽しみたい方や、旅行中にちょっと特別なお店で食事をしたい方にぴったりのリストです。是非参考にしてみてください。

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「ミシュランガイド」ビブグルマン選定のグルメ店とは？

世界中の美食家にとって信頼のあるガイドブックといえば「ミシュランガイド」。韓国では、2016年から「ミシュランガイド・ソウル」が発行され、2024年には「ミシュランガイド・釜山」も加わり、韓国の食文化がさらに注目を集めるようになりました。

ミシュランガイドの評価には、星付きのレストランだけでなく、「ビブグルマン」というカテゴリーも存在します。ビブグルマンは、星こそ付かないものの、優れたコストパフォーマンスを提供するレストランに与えられる称号です。高品質な料理をリーズナブルな価格で楽しめるお店に贈られるため、「ミシュランの厳しい基準をクリアした、手軽に楽しめる美食」として、多くの人々に愛されています。

今回はミシュランガイドのビブグルマンに選定された韓国・ソウルのおすすめグルメ店をまとめてご紹介します。

ミシュランガイド・ビブグルマン選定！ソウルのおすすめ店

プチョンユッケ本店

「プチョンユッケ本店」は熟成させた肉を使用し、旨みが凝縮された柔らかな肉質が特徴のユッケを提供しているお店です。

中でも、名物「ユッケと活きテナガダコのタンタンイ」は、この店を訪れたら必ず味わいたい一品。新鮮なユッケと、活きの良いテナガダコの組み合わせが、食感と風味の絶妙なハーモニーを楽しませてくれます。

注文方法はシンプルで、各テーブルに置かれている注文票に希望のメニューの個数を記入し、スタッフに渡すだけ。観光客でも気軽に利用できるスタイルが嬉しいポイントです。

店舗は、ソウルの観光名所「広蔵市場」の一角、通称「ユッケ通り」に位置しています。

光化門クッパ

「光化門クッパ」は、韓国の有名シェフ、パク・チャンイル氏が手がけるテジクッパを専門とする食堂です。

看板メニューのテジクッパは透き通ったスープはシンプルですっきりとした味わいで、豚肉特有の匂いがまったく感じられないのが特徴。まずは何も加えずにそのままの味を楽しみ、物足りなければアミエビの塩辛を少し加えると、味の変化を楽しむことができます。また、炊きたてで少し硬めに仕上げたご飯は、別々に食べても、スープに入れてクッパとして味わっても美味しくいただけます。

店舗は「東和免税店」の近くに位置しており、アクセスも抜群。昼食時には近隣の会社員たちで賑わうため、ランチタイムを外して訪れると、スムーズに入店できます。

河東館 本店

ソウルの繁華街・明洞に位置するコムタン専門店「河東館」。韓屋風の外観が目を惹くこちらのお店は、かつて、大統領官邸からの出前依頼を頑なに断り続け、最終的には歴代の大統領たちがわざわざ店まで足を運んだという逸話が残るソウルの名店の一つです。

江原道（カンウォンド）産の韓牛メスの内臓（胃袋）とヤンジ（牛の胸肉）を使用し、これらを約6時間かけてじっくりと煮込んで作る雑味のない澄んだスープが特徴。あっさりとした中にも深い旨みが広がり、一度食べるとその繊細な味わいに虜になると評判です。

明洞餃子

毎日のように店の前にできる長蛇の列を作る人気店「明洞餃子」。地元の人々からも観光客からも愛される名店です。

看板メニューは、餃子入りの「手打ち麺（カルグクス）」。長時間じっくりと煮込んだ鶏ベースのスープは、深い旨味がたっぷりと凝縮されています。スープと絶妙に絡む自家製の麺が自慢で、スープがトロリとした独特の食感が特徴。忠清道の名物「ヌルングクス」の調理法を継承したスタイルのカルグクスとなっています。

見た目以上のボリューム感が嬉しいポイントです。お腹も心も満たしてくれる一杯で、寒い季節に特におすすめです。

安岩

「安岩」は、ソウルの観光名所「北村韓屋村」へ向かう途中に位置する、こぢんまりとした食堂です。

こちらの名物は、一風変わったスタイルのテジクッパ。スープには青唐辛子とケールで作った特製のオイルが加えられ、ピリッとした辛さがアクセントになっています。辛さと風味のバランスが絶妙で、従来のテジクッパとはひと味違った新感覚の味わいを楽しめます。スープに浮かぶのは、薄切りにされた柔らかい豚肉。肉の旨味とピリ辛スープが見事に調和し、一度食べると忘れられない美味しさです。

小さなお店ながらも、「ミシュランガイド」のビブグルマンに選ばれた実力を誇り、その味を求めて訪れるリピーターも多いです。観光名所へのアクセスも良好なので外国人観光客にも人気があるお店となっています。

クムテジ食堂

「クムテジ食堂」は、骨付きのサムギョプサルが自慢の韓国焼肉店。BTS）や東方神起、EXOといった韓国の有名アーティストたちも足しげく通うことで知られ、彼らのファンをはじめとした世界中の旅行者にも人気があります。

店の人気ナンバー1メニューは、「ポンサムギョプ（骨付き豚の三枚肉）」。この部位は、サムギョプサルの中でも特に美味しいとされる部分でジューシーな脂身と、骨周りのコリコリとした食感が楽しめます。焼き上がったお肉は、特製のソースにディップしても良し、ニンニクや合わせ味噌と一緒に葉野菜で包んでいただくのもおすすめです。

黄生家カルグクス 本店

「黄生家カルグクス」は手打ち麺と自家製餃子の専門店です。看板メニューの「牛骨手打ち麺（サゴルソンカルグクス）」は、じっくりと牛骨で出汁を取ったスープが特徴で、あっさりとした味わいが魅力です。手打ちの麺はほどよいコシがあり、つるんとしたのど越しが楽しめます。スープの上にトッピングされる牛の切り身は、甘辛い薬味で炒められており、淡白な麺にアクセントを加えます。

また、夏には豆を挽いて作る冷たいスープの「コングクス」も人気。クリーミーな豆乳スープと手打ち麺の組み合わせが、暑さを和らげてくれる一品です。

GEBANG SIKDANG 本店

「GEBANG SIKDANG」は、ソウルの江南エリアに位置する、ワタリガニの醤油漬け（カンジャンケジャン）専門店です。白とグレー、ステンレスで統一された洗練された内装は、まるでカフェのようなスタイリッシュさ。ひとりでも気軽に訪れることができます。

こちらの人気メニューである「カンジャンケジャン」は、厳選したメスのワタリガニのみを使用。秘伝の漬け汁で丁寧に漬け込むことで、カニの生臭さを抑え、ねっとりとした甘みのある身の美味しさを引き出しています。特に、濃厚なカニ味噌が詰まった甲羅にご飯を入れて混ぜる「カニ味噌ビビンバ」は、ここでしか味わえない贅沢な一品。カニの旨味がご飯に染み渡ります。スタイリッシュな雰囲気ながら本格的なカンジャンケジャンを楽しめるお店。江南エリアでカンジャンケジャンを食べたい方にはぜひ訪れてほしいお店です。

ソウルのミシュランビブグルマンまとめ

ソウルには、美味しさとリーズナブルさを兼ね備えた魅力的なグルメスポットが数多くあります。今回ご紹介した「ミシュラン・ビブグルマン」選定の店舗はどの店もこだわりの料理を提供しています。気軽に訪れることができるお店ばかりですので、ソウルを訪れた際は、ぜひこの記事を参考に、ビブグルマンの名店を巡ってみてください。