朝ごはんを韓国で食べるなら？おすすめメニュー＆お店まとめ

以前と同じように行き来できるようになり、また身近になりつつある韓国。久しぶりの海外旅行として韓国への旅行を検討されている方も多いのではないでしょうか。

韓国はグルメ大国としても知られ、たくさんの美味しい食べ物で溢れています。韓国グルメを堪能するなら昼と夜だけでなく、朝ごはんもしっかり楽しむのがおすすめです。今回は韓国旅行でのおすすめ朝ごはんを特集。韓国人の定番朝ごはんはもちろん、日本人観光客に人気のメニューもあわせてご紹介していきます。おすすめのお店もピックアップしているので、韓国旅行計画に役立ててくださいね。

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韓国ではどんな朝ごはんを食べる？

食事をとても大切に考えている韓国。朝ごはんもしっかり食べてお仕事や学校へ行くという韓国人が非常に多いです。日本ではパンを朝ごはんとして食べることも多いですが、韓国ではパンはお菓子や軽食と考えている方も多いので基本的にはお米を食べます。昼夜と同じく、チゲやスープなどの汁物は必須。おかずには焼き魚やナムル、キムチなどが並びます。

韓国では24時間営業のお店が多く、朝ごはんを食べるのに困ることはありません。朝までお酒を飲んで、酔い覚ましに朝ごはんを食べてから家に帰るということも少なくないんですよ。

韓国旅行のおすすめ朝ごはん

おいしい朝ごはんがたくさんある韓国。韓国旅行で食べるなら以下のようなメニューが特におすすめです。

• ソルロンタン
• コムタン
• プゴグク
• ヘジャングク
• お粥
• トースト

日本ではあまり食べられない韓国ならではのメニューです。そんな料理なのか、その特徴や魅力、そしておすすめのお店をご紹介していきます。

ソルロンタン

ソルロンタンは牛骨を使った韓国のスープ料理です。スープには牛肉や春雨、ネギなどが入っており、ご飯やキムチと一緒に食べます。ソルロンタンはほぼ味付けされていない状態で提供されることが多く、席に置いてある塩やコショウを入れて自分の好みの味に調整して食べるのが特徴です。

優しい味わいのスープで、栄養もたっぷり。韓国の辛い料理で胃腸がお疲れ気味という方にもぴったりな朝ごはんです。一人用の石鍋であるトゥッペギで出てくるので時間が経っても熱々で、特に寒い冬の朝におすすめなメニューです。

ソルロンタンのおすすめ店

「神仙（シンソン）ソルロンタン」は、韓国全国に展開するソルロンタンの専門店です。骨つき牛肉をじっくり煮込んだスープはコクがありながらもあっさりとした味わい。クセがなく韓国料理初心者の方やお子さんも食べやすいです。

旅行で訪れるなら日本の利用客も多い明洞店がおすすめ。ソウルロイヤルホテルの向いにあり、明洞で滞在される方が利用しやすい店舗です。おひとり様でもOKで、テイクアウトも可能です。

コムタン

コムタンも牛骨のスープを使った韓国の伝統的な料理です。スネ、胸、内蔵からも出汁を取り作られるスープはソルロンタンよりあっさりとした味わい。ソルロンタンは白濁したスープですが、コムタンは透明なスープとなっています。

ご飯やキムチと一緒にクッパのようにして食べるのが現地スタイル。辛さはまったくなく、辛いものが苦手な人にも食べやすい料理です。

コムタンのおすすめ店

合井（ハプチョン）駅近くにある「屋同食（オットンシク）」は2017年3月、有名シェフであるオク・ドンシクがオープンさせたクッパ専門店です。こちらのコムタンは一般的なテジクッパとは異なり、豚肉だけを使用して透明なスープを作り「豚コムタン」という新しいカテゴリーを生み出しました。この独自のスープは、智異山産の高級黒豚「バークシャーK」を使用。お米は韓国のブランド米である新東津米(シンドンジンサル)を使っており最高級の味わいを楽しめます。ミシュランガイドに5年連続掲載される有名店です。

プゴグッ

プゴグッとは干したスケトウダラを使った韓国のスープ料理です。ダシダやごま油、卵のほか、お店によっては醤油や唐辛子を加えて作られ、食堂の定番メニューです。唐辛子の入っていないプゴグッは辛さがなく、優しい味わい。韓国では酔い覚ましにも効果的とされており、二日酔いの朝にもよく食べられます。

また、栄養価が高く低カロリーなスープであることから、美肌のスープとも呼ばれ、ダイエット中でも食べやすい料理として知られています。

プゴグッのおすすめ店

市庁駅近くにある「武橋洞（ムギョドン）プゴグッチッ」は1968年創業の老舗プゴグッ専門店です。こちらのお店のメニューはプゴグッのみ。干しスケトウダラとうるち米を12時間以上煮込んで作る白濁の優しい味わいのスープに、タラの切り身、ふわっとした玉子、豆腐、ネギが入っており、シンプルながら満足度が高い一品となっています。味の調整にはエビの塩辛を加えることがおすすめ。明洞から徒歩で簡単にアクセスでき、一人旅の観光客にも人気があるお店です。早朝から営業しているので帰国前最後の食事にもぴったりですよ。

へジャングッ

へジャングッは韓国の酔い覚ましスープ。二日酔いの朝に食べると良いとされている料理です。牛の内蔵やもやし、葉野菜などを入れて煮込んだスープを指します。スープはピリ辛なものが多く、ご飯との相性が抜群。ソンジと呼ばれる牛の血を固めた「ソンジグッ」などは鉄分とタンパク質が豊富で栄養価が高いへジャングッです。

種類も豊富で、お店によっても具材や味付けが異なるのが特徴。先ほどご紹介したプゴグッ、日本でも有名なカムジャタンなどもへジャングッに入れられることもあります。

へジャングッのおすすめ店

1937年創業のへジャングッの老舗お店「清進屋(チョンジノッ)」。鐘閣(チョンガッ)エリアの超有名店です。牛の背骨、足の骨、内臓、牛肉、ソンジ、豆もやし、白菜などが入ったへジャングッで具材がたっぷり入っていて食べ応え抜群です。スープにはお店特製の薬味が入っており、他では真似できない特別な味わいに。韓国のグルメ番組に多数出演しているほか、ミシュランガイドソウルにも選ばれているお店です。

お粥

韓国ではお粥も朝ごはんの定番メニューです。韓国のお粥はその種類の豊富さが魅力で、お粥の専門店も多数。海産物を使ったお粥、野菜をベースとしたお粥、あずきを使った昔ながらのお粥などがあります。

日本人に特に人気なのはアワビ粥です。アワビから出る旨味がお米にしっかりと染み込み、贅沢な風味を楽しめます。栄養価も高く、辛さもないので旅行で疲れた胃腸を労りたい時にもぴったりなメニューです。

お粥のおすすめ店

明洞にある「多味粥（タミチュッ）」はお粥と伝統茶の専門店。2022年に明洞の新しいビルの4階に移転し、景色を楽しみながらの食事が可能となりました。10種類以上のお粥メニューが提供されていますが、特に「多味アワビのお粥」はアワビ、ニンジン、ネギを組み合わせたさっぱりとした味わいで、ゴマの香りが食欲を刺激します。また、つけあわせの「自家製イカイムチ」は、その美味しさからお土産としての購入を希望する方が絶えず、リピーターも多い人気キムチです。

トースト

上記で韓国では朝ごはんにパンはあまり食べないとお伝えしましたが、朝はパン派という方も多いですよね。そんな方におすすめなのが韓国の「トースト」です。韓国のトーストは鉄板で焼かれた薄い食パンに、卵焼きをサンドしたホットサンド風の食べ物です。元々は野菜の入った卵を挟んだシンプルなものでしたが、最近は具材の種類も増え、ハムやチーズなどさまざまな具材を入れるようになりました。ポイントはフルーツジャムをパンに塗ること。バターの風味が合わさり、絶妙な”甘じょっぱい”味が生まれ病みつきになります。

トーストのおすすめ店

トーストで有名なのは全国に店舗を展開する「Isaac（イサック）トースト」というトースト専門店です。ハムやチーズなどの定番の具材のほか、カルビやプルコギなどを使ったボリューミーなトーストもあり、幅広い世代から支持を得ています。屋台での販売が多いトーストですが「Isaac（イサック）トースト」はイートインスペースがあるお店も多く、座ってゆっくり食べられるのも嬉しい点です。

韓国の朝ごはんまとめ

今回は、韓国旅行での朝ごはんにおすすめなメニューについてご紹介しました。せっかくの旅行なら昼や夜だけでなく、朝ごはんも楽しみたいですよね。韓国には日本ではあまり食べられない魅力的な朝ごはんがたくさん。今回ご紹介した料理はおひとり様でも食べられるメニューばかりですので、ひとり旅を予定している方も是非参考にしてみてくださいね。