南大門市場で食べ歩き！絶対食べるべきグルメ5選

ソウルの中心部にある南大門市場（ナンデムンシジャン）は、韓国旅行で是非立ち寄りたいスポットの一つ。ショッピングにグルメにと見どころたくさんの広大な市場です。

今回はそんな南大門市場を訪れたら必ず食べたいおすすめグルメをご紹介していきます。南大門市場には韓国ならではのグルメが目白押し。それぞれのポイントやおすすめ店をまとめました。韓国旅行を予定している方や、韓国の市場グルメが気になる方は是非参考にしてみてくださいね。

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南大門市場ってどんな市場？

ソウル最古の市場として知られる南大門市場（ナンデムンシジャン）は、約600年の長い歴史を誇る市場。キッチン用品から工芸品、お土産、食品、衣料品、さらには輸入品まで、ありとあらゆる商品を取り揃えており、ショッピングの聖地としても知られています。

市場の構造は迷路のようで、小さな路地の隙間まで店舗がぎっしりと軒を連ねています。店舗数は10,000店以上あり、見ているだけで圧倒されるほど。ただ、路地ごとに似た業種が集まり、建物内でも業種ごとの分布があるためお買い物の難易度はそこまで高くありません。

グルメで有名なのは屋台と2つの食べ物ストリート「カルグクス横丁」、「太刀魚横丁」。ディープで活気ある雰囲気の中、韓国ならではのグルメを堪能することがdけいます。

南大門市場のグルメは朝ごはんやランチにもぴったり

南大門市場は朝早くから営業しているお店が多いのが特徴。特に「カルグクス横丁」、「太刀魚横丁」のお店は朝7時ごろからオープンしているので朝早くに訪れても食事が可能です。

また、韓国の他のエリアであれば屋台は夜から営業をスタートするところが多いですが、南大門市場はお昼前から開いています。その分、店じまいも早く18時ごろにはお店を閉まってしまう屋台も多いので、午前中〜夕方の間で訪れるのがおすすめです。

南大門市場への行き方

南大門市場の最寄駅は、地下鉄4号線の会賢（フェヒョン）駅。食べ歩きのスタートに最適なメインストリートに簡単にアクセスするためには、会賢駅の5番出口から出るのがおすすめです。

また、ソウルの有名な観光地である明洞（ミョンドン）や、ソウルの主要交通ハブであるソウル駅からも地下鉄で1駅という近さです。それぞれ徒歩で約15分ほどかかりますが、天気の良い日には、ソウルの街並みを楽しみながら歩いて行くのもおすすめです。

南大門市場のおすすめ食べ歩きグルメ

南大門市場を訪れたら是非食べたいグルメは以下の5つ。

• ホットク
• マンドゥ
• カルグクス
• カルチジョリム
• タッコムタン

それぞれどんなグルメなのかについて詳しくご紹介します。おすすめのお店もあわせてピックアップしたので、是非お店選びの参考にしてみてください。

ホットク

ホットクはシナモンを効かせた黒砂糖を柔らかいパン生地で包み、熱々に焼き上げた韓国の伝統スイーツ。外はカリカリ、中はとろりとした甘さが特徴の油で揚げ焼きにしたものと、よりヘルシーに油を使わずに焼き上げるものがあります。お値段は2,000ウォンから3,000ウォン程度で、気軽に食べられるおやつとしても人気です。

おすすめ店

南大門市場でいつも行列ができている屋台が「南大門野菜ホットク」です。ホットクというと上記でご紹介したような甘いものが定番ですが、こちらは店名にもあるように「野菜ホットク」も人気です。玉ねぎやニンジンなど新鮮な野菜がたっぷり。秘伝のタレと韓国春雨がポイントで食欲をそそる味です。ボリューミーで、食べ応えがありながらも意外とあっさりとした味わい。買ってすぐの熱々でいただくとさらに美味しいです。

マンドゥ

韓国の餃子であるマンドゥ。韓国では、豚ひき肉に豆腐や様々な野菜を加えて作られる蒸し餃子が一般的です。形状はさまざまで丸い帽子型や耳の形をしたものなどなどバラエティ豊か。日本の餃子や肉まんと似た肉をメインとしたマンドゥのほか、ピリッと辛いキムチマンドゥ、プリプリとしたエビが入ったエビマンドゥなどの種類があります。

おすすめ店

南大門市場でマンドゥを味わうなら、「カメコルイェンナルソンワンマンドゥ＆ソンカルグクス」がおすすめです。こちらは1959年創業のマンドゥとカルグクスの専門店。店内での食事の他、テイクアウト専用の窓もあるので市場を散策しながら食べることもできます。

マンドゥには辛口（メウンマッ）と普通（スナンマッ）の２種類があります。どちらもそのモチモチとした皮に特製のタレで味付けされた餡がぎっしり詰まっており、ボリューム満点。肉まんに近い形をしているので箸がなくても楽に食べられます。

カルグクス

カルグクスは「包丁（カル）」で「麺（ククス）」を切ることから名付けられた韓国の伝統的な麺料理。小麦粉を原料とした手作りの平麺が特徴で、あっさりとしたスープと一緒にいただきます。

カルグクスの麺は滑らかで喉越しが良く、シンプルながらも深い味わいが魅力。スープは通常、鶏や牛などの出汁で取られ、野菜や海産物を加えることでさらに風味が豊かになります。日本のうどんにも似ているため、韓国料理初心者の方もチャレンジしやすい料理の一つです。

おすすめ店

「巨済食堂」はカルグクス横丁でウェイティングが発生する人気店です。太っ腹なサービスでも知られているお店でもあり、カルグクスをオーダーするとミニサイズの冷麺が、麦ご飯を使ったビビンパを注文するとミニサイズのカルグクスと冷麺がついてきます。

カルグクスは目の前で伸ばしてゆでてくれる自家製麺が魅力。スープはカタクチイワシと昆布、ネギや大根などを加え数時間煮込んで作られており、あっさりとしながらも奥深い味わいがたまりません。

カルチジョリム

カルチジョリムはイワシや野菜でとったダシをベースに、太刀魚と大根を煮込んだ韓国の魚料理。太刀魚はその柔らかさと適度な脂の乗りで知られ、あっさりとしながらも濃厚な旨味があります。煮汁には甘辛いタレが加えられ、初めはまろやかな味わいが感じられるものの、食べ進めるうちにふと訪れる辛みが絶妙なアクセントを加えます。トロトロに煮込まれた大根は煮汁の味がしっかりと染みていてご飯との相性も抜群です。

南大門市場の「太刀魚横丁」にはカルチジョリムの専門店がずらりとならんでいます。

おすすめ店

「太刀魚横丁」で一、二を争う老舗店として知られるのが「中央食堂」です。こちらのカルチジョリムは真っ赤な見た目とは裏腹に辛さは控えめ。煮汁は醤油ベースで、ネギや大根の甘さが加わり、辛いものが苦手な人でも楽しめる味わいが特徴です。毎日直送される新鮮な太刀魚は、その柔らかさが際立ち、ホロホロと崩れるほどで淡白な味わいが魅力です。

一人前からオーダーが可能なのでおひとり様でも気軽に利用がOK。ケランチムや海苔、太刀魚の尻尾の唐揚げなどおかずも盛りだくさんでボリューム満点な定食をいただけます。

タッコムタン

タッコムタンは、鶏肉とその骨から取った出汁を何時間も煮込んで作るスープ料理。具材は鶏肉とネギのみですが、このシンプルな組み合わせが鶏の旨味を余すことなく引き出し、濃厚ながらもすっきりとした味わいを生み出します。スープはクリアでありながら、鶏の深い風味が感じられ、体を内側から温めてくれる効果もあります。

タッコムタンは、ご飯を加えてクッパ（スープご飯）にするのもおすすめ。食欲がない時や、二日酔いの酔い覚まし、夏の暑い日の栄養補給にもぴったりの一品です。

おすすめ店

1962年に創業の「タッチンミ」は、南大門市場の細い路地に位置するタッコムタン専門店。一階はテーブル席、二階は座敷席になっていて、韓国らしいローカル感が魅力の食堂です。

こちらのタッコムタンの鶏肉は臭みがなく、引き締まった肉質が地鶏に例えられるほど。スープはあっさりしているので、お好みで塩胡椒で味を整えていただきます。煮鶏を刻みネギが入った醤油ダレで食べるのもおすすめ。ある程度食べ進めたら、ご飯をスープに入れてクッパにしていただきましょう。

南大門市場で食べ歩き まとめ

今回は、韓国・ソウルで最も古い市場「南大門市場」のおすすめグルメをご紹介しました。ショッピングの聖地として知られていますが、美味しいグルメも目白押し。軽食なら屋台フードを、朝ごはんやランチなら「カルグクス横丁」、「太刀魚横丁」で食事を楽しんでみましょう。南大門市場は海外観光客もたくさん訪れる市場なので、今回ご紹介したお店は外国人への対応にも慣れています。指差しでの注文や英語メニューを用意しているお店もあるので、韓国初心者さんでも負担なく利用することができますよ。

南大門市場で食べ歩きにチャレンジしてみたいという方は是非この記事を参考に、お気に入りの韓国フードを見つけてみてくださいね。