孔徳市場のおすすめグルメは？行くべき人気店もご紹介！

韓国旅行のメインといえばグルメという方も多いはず。お店でいろいろな料理を堪能するのはもちろん良いですが、食べ歩きをするなら市場もおすすめです。今回は観光客にも人気のソウルの市場・孔徳市場についてご紹介していきます。豚足やチヂミが有名な市場でお酒を飲みながら韓国グルメを楽しみたい方にもおすすめ。市場の特徴とおすすめのお店をまとめて解説します。韓国で市場グルメを楽しみたい方や孔徳市場へ行ってみたいという方は是非参考にしてみてくださいね。

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孔徳市場とは

孔徳市場とは、韓国・ソウルのビジネス街近くに位置する在来市場。地元の食文化と商売の中心地となっています。

この市場は、ソウル地下鉄５号線、６号線、空港鉄道A’REX、京義・中央線の４路線が交差する孔徳駅の近くにあります。孔徳駅はソウル市の交通の要所として知られ、この一帯は仕事帰りに人々が集まる焼肉店や居酒屋が立ち並ぶビジネスエリアとしても有名です。孔徳市場へは孔徳駅５番出口から直進し、左側へ行けばすぐアクセスでき、駅近くの在来市場であるため、孔徳駅や麻浦駅周辺のホテルに宿泊する観光客だけでなく、汝矣島やソウル駅など近隣エリアから地下鉄で訪れる人々にとっても便利な立地です。

孔徳市場の路地には八百屋や魚屋が並び、古めかしい建物内には多くのチョッパル（韓国の豚足料理）やチヂミの専門店がずらりと並んでいます。

孔徳市場のおすすめグルメ

韓国の市場にはそれぞれ名物グルメがありますが、孔徳市場の名物といえばチョッパルとチヂミです。市場内は「チョッパル横丁」と「チヂミ横丁」に分かれており、訪問客は１次会でチョッパルと韓国ビールや韓国焼酎を楽しんだ後、２次会で隣のチヂミ横丁でチヂミとマッコリを味わうという、はしご酒を楽しむ文化が根付いています。どちらもお酒に合う韓国グルメなので、韓国の市場でお酒を楽しみたいという方は特に孔徳市場がおすすめです。

チョッパル

チョッパルとは韓国の豚足料理。香辛料が効いた特製スープでじっくりと煮込むことで特有の臭みを取り除きながら、プリプリとした皮の食感と肉の歯ごたえを引き出します。お酒のつまみとして有名ですが、コラーゲンやゼラチンなどの成分が豊富に含まれていることから、美容や健康を意識する人々にも注目されている韓国料理の一つです。

チョッパルは韓国味噌やアミの塩辛につけて食べるのですが、お肉自体にも下味がついています。辛さはないので、辛いものが苦手な方も食べやすい韓国グルメ。焼肉を食べる時のようにサンチュに巻いて食べても絶品です。

ソウルには美味しいチョッパルを提供するお店が数多くありますが、特に孔徳市場のチョッパル横丁はチョッパルの聖地として知られています。リーズナブルな価格設定とサービスの充実度が魅力で、豚の腸詰を使ったスープ料理「スンデグッ」がサービスで提供されることもあります。市場ならではのあたたかい人情を感じながらお腹いっぱいチョッパルを堪能することができます。

チヂミ

チヂミは、日本では「チヂミ」という名前で知られていますが、韓国では油で焼いた食べ物全般を「プチムゲ（プチンゲ）」、小麦粉をまぶして焼き上げた食べ物を「ジョン」と呼び、さまざまなバリエーションがあります。

孔徳市場内にある「チヂミ横丁」は、多様なチヂミが楽しめるスポットの一つ。細い路地には、色とりどりのチヂミやジョン、さらには天ぷらがずらりと並び、見ているだけでも食欲をそそられます。訪れる人々は、かごとトングを取り、好みに合わせて様々なチヂミを自由に選び、その場で楽しむことができます。孔徳市場のチヂミは一つ1000~1500ウォン程度で一個から購入可能なところも多いです。食事ではなくおやつや軽食としてチヂミを楽しみたいときにも利用しやすいですよ。

食事としてチヂミを食べるならセットメニューがおすすめ。人気のチヂミを詰めてくれるので、いろいろな種類を堪能できます。

韓国では、雨が降る日にチヂミとマッコリを楽しむ習慣があり、雨の日には特にチヂミ横丁が活気づきます。雨音を聞きながらのチヂミとマッコリは、韓国の雨の日の風物詩。雨の日こそ是非孔徳市場でチヂミを堪能してみましょう。

孔徳市場で行くべき人気店

孔徳市場の名物グルメであるチョッパルやチヂミを楽しめるおすすめ店をご紹介していきます。地元の人々にも愛されている人気のお店ばかり。海外観光客への対応にも慣れているため、韓国旅行初心者でも利用しやすいお店をピックアップしてみました。

麻浦五香(オヒャン)チョッパル

市場の入口にある赤い看板のお店。チョッパル横丁を代表するチョッパルの名店です。店内が満席になるとお店の外にも簡易席が用意され、外も賑やかな雰囲気になります。

チョッパルだけでもボリューム満点ですが、サービスとしてスンデとスンデグッもついてくる太っ腹なお店。男性でもお腹いっぱい食事を堪能することができます。

人気店のため夕方には多くのお客さんでいっぱいになることも。ゆっくり食事したい方は、夕食どきよりも少し早めに訪れるかお昼頃に訪れるのがおすすめです。

店舗情報

麻浦ソムンナンチョッパル

1990年創業の「麻浦ソムンナンチョッパル」。店名である「ソムンナンチョッパル」とは訳すと”評判のチョッパル”という意味で、名前の通りチョッパルの美味しさに定評のあるお店です。

横丁を進んだところにある赤文字の丸い看板が目標。席は40テーブルほど用意されており、中は広々としています。「熱血商売人」などドラマのロケ地にも使われたことがあるので韓国ドラマ好きも必見なお店。

こちらもチョッパルをオーダーするとサービスとしてスンデとスンデグッがついてきます。

店舗情報

麻浦柳家宮中チョッパル

「麻浦柳家宮中チョッパル」は20~30代の学生や会社員など若い層に人気があるチョッパル専門店。オーソドックスなチョッパルのほか、甘辛い味付けのヤンニョムチョッパル、生野菜が一緒に出てくるネンチェチョッパルなど、さまざまなチョッパルが楽しめるお店です。

また、こちらのお店ではポッサム（韓国の茹で豚料理）も用意されているので一緒に食べることも可能。韓国のチョッパルとポッサムを食べ比べてみたい方にもぴったりなお店ですよ。

お店はずらりとテーブルが並び、混み合うと活気溢れる雰囲気に。韓国のローカルさを存分に楽しむことができます。

店舗情報

麻浦韓方チョッパル

孔徳市場の奥にある人気店「麻浦韓方チョッパル」。本館の他に、別館もあるお店ですが混雑時にはどちらも満席になってしまうほどです。

こちらのチョッパルは韓方を用いているので、他よりも少しスパイスの香りが強め。しかし、その分臭みはしっかり抑えられ、豚の脂分も気にせずにいただくことができます。

店員さんの中には日本語が話せる方もいるので、韓国語がわからなくても問題なく利用が可能。こちらのお店もスンデとスンデグッが無料で一緒に出てきますよ。

店舗情報

元祖麻浦ハルモニピンデトッ

チヂミ横丁を代表するお店の一つである「元祖麻浦ハルモニピンデトッ」。1970年創業のこちらのお店はどんどん店舗を拡大し、本館のほか、別館、特別感など6つの館をもっています。

チヂミは1個から購入可能で、店頭で好きなものを選んだらすぐに上げ直してくれます。チヂミのほかに天ぷらや胡麻団子なども販売。選びきれないという方は盛り合わせをオーダーしていろいろな種類を楽しむのがおすすめです。

店舗情報

 

青鶴洞プチムゲ

1994年から孔徳市場で営業を続けているチヂミ専門店。俳優のパク・へジンやユ・ジテなどの芸能人も訪れたことがある有名店です。

店頭に並んだチヂミは圧巻で、こちらも好きなものを選びお会計します。店内で食べる場合は温め直してくれるので熱々をいただくことができます。

「青鶴洞プチムゲ」は定番のチヂミだけでなく、チーズスティックやソーセージ餅など他ではあまり見かけないユニークな揚げ物も楽しめるのが魅力。意外な組み合わせの新しい味に出会うことができますよ。

店舗情報

孔徳市場まとめ

今回は、チョッパルとチヂミで有名な韓国・ソウルの市場「孔徳市場」をご紹介しました。ソウルの地下鉄が多く乗り入れる孔徳駅のすぐ近くにあるので、観光でも立ち寄りやすい市場の一つ。夕方ごろになると周辺の会社員も仕事帰りにたくさん訪れるため、活気溢れる雰囲気になります。チョッパルやチヂミは韓国の焼酎・ソジュ、伝統酒であるマッコリとも相性抜群。食べ歩きだけでなく市場でお酒を楽しみたい方にもぴったりなスポットとなっています。今回ご紹介しているお店はどこも味やサービスの良さに定評があるお店ばかりですので、是非孔徳市場でのお店選びの参考にしてみてくださいね。