広蔵市場ってどんなスポット？食べるべきおすすめグルメもご紹介！

「広蔵市場（グァンジャンシジャン）」は韓国・ソウルの中心部にある人気の市場。駅からすぐでアクセスがよく、韓国の市場グルメを一度に堪能できるスポットです。今回はそんな広蔵市場について詳しくご紹介していきます。広蔵市場とはどんな市場なのか、そして広蔵市場で食べるべきおすすめグルメについても解説。韓国で市場に行ってみたいという方や、広蔵市場について詳しく知りたいという方は是非最後までお読みください。

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広蔵市場のグルメ通り

広蔵市場には大きく分けて2つのグルメ通りがあります。広蔵市場で食べ歩きを楽しむなら是非チェックしておきたい通り。それぞれを簡単にご紹介します。

うまいもん通り

鍾路５街駅からすぐの北2ゲートから始まる「うまいもん通り」は屋台が立ち並ぶ通りです。チヂミやビビンパなどをお店の前にある簡易カウンターで堪能することができます。目の前で調理される料理の美味しそうな匂いが食欲をそそります。活気ある市場を肌で感じながら韓国グルメを楽しめますよ。

屋台は朝9時ごろからオープンし始め、夜まで営業しています。昼頃からはかなり混み合うのでゆっくり食べ歩きを楽しみたい方は午前中の訪問がおすすめ。カード支払いNGなお店も多いので現金を用意するようにしましょう。

ユッケ通り

広蔵市場はユッケの名店が揃う市場としても有名。市場にはユッケ専門店が立ち並ぶユッケ通りという通りもあります。ユッケのお店は屋台ではなく店舗を構えて営業しているところがほとんど。人気店は2号店もすぐ近くで営業しており、満席だと2号店へ案内されることもあります。

ユッケ通りにあるお店のほとんどは、ソウルの精肉市場である馬場（マジャン）市場でお肉を仕入れています。仕入れたお肉はお店で下処理を行い、少し寝かせて熟成させることでお肉の旨みをさらに凝縮させます。ソウル市内の市場でお肉を仕入れていることから新鮮なユッケを提供することができるのです。ただ、夏場はお肉が傷みやすくなるのでテイクアウトしていただく場合はあまり時間を置かないように注意しましょう。

ユッケ通りは鍾路５街駅直結の地下ショッピングセンターの10番出口近くにあります。たくさんのお店が立ち並んでいますが人気店はウェイティングが発生することもしばしば。特にランチタイムや夕食どきは混み合うので注意が必要です。

広蔵市場で食べたいグルメ

さまざまなグルメが楽しめる広蔵市場ですが、特に有名なのが以下のグルメです。

ピンデトッ
麻薬キンパ
ユッケ
カルグクス
ポリパッ
グァべギ
フレッシュスムージー

それぞれについて詳しくみていきましょう。

ピンデトッ

広蔵市場で絶対に見逃せないグルメの一つが「ピンデトッ」です。緑豆を水でふやかし、石臼で挽いた生地をベースにしたチヂミで、生地には、豚肉や牡蠣、さまざまな野菜など、豊富な具材が加えられ、鉄板でじっくりと焼き上げられます。日本では「緑豆チヂミ」とも呼ばれ、その名の通り、緑豆の独特な風味が楽しめるのが特徴です。ピンデトッの最大の魅力は、その食感にあります。外はカリッとしていて、中はふわっとしているため、一口噛むごとに緑豆の優しい味わいが広がります。また、韓国伝統酒であるマッコリやドンドンジュと合わせると、その味わいはさらに引き立ちます。広蔵市場では醤油ベースとした玉ねぎのタレにつけて食べられます。ほんのり酸味の効いたタレはピンデトッの油っぽさを緩和してくれるので飽きずに食べ進めることができます。

麻薬キンパ

インパクトのあるネーミングの麻薬キンパ。怪しげな名前ですが、韓国では美味しすぎて病みつきになってしまう食べ物のことを「麻薬〇〇」とネーミングすることが多々あります。そんな麻薬〇〇の元祖とも言えるのがこのキンパ。キンパは韓国の海苔巻きのことなのですが、こちらはニンジンとたくあんだけのシンプルなミニキンパとなっています。そして麻薬キンパで欠かせないのがカラシの効いた醤油ベースのタレです。ピリ辛のこのタレをキンパにつけて食べると絶品。爪楊枝でキンパを刺して食べるのが市場グルメらしいポイントです。

ユッケ

上記で広蔵市場のユッケ通りをご紹介しましたが、ここではそんなユッケ通りで食べたいユッケ料理についてご紹介します。シンプルなユッケはお酒のつまみにぴったり。特に韓国の焼酎であるソジュとの相性抜群です。

ランチなど食事としていただくならご飯と混ぜ合わせて食べるユッケビビンパがおすすめです。ユッケのとろけるうまみがご飯と合わさって絶品。コチュジャンベースのタレを加えてピリ辛にして食べると韓国らしさがより引き立ちます。

また、ユッケとテナガダコをあわせたユッケタンタンイというメニューもユニークで日本人に人気です。テナガダコはまだ動いている状態で提供されるので、見た目のインパクトも抜群。ユッケのとろけるような食感とテナガダコのコリコリとした食感の違いが楽しい一品です。海苔で巻いて食べるのが韓国流で、こちらもお酒とよくあいます。

カルグクス

カルグクスとは韓国の麺料理で、韓国流のうどんと表現されることも多い料理です。広蔵市場のカルグクスはNetflixの番組「ストリート・グルメを求めて〜アジア〜」で取り上げられたことで一気に話題に。欧米など海外観光客のあいだで特に人気となり、番組に登場したお店は大行列となっています。

手打ちのカルグクスの麺はもちもちとした食感。ダシの効いたスープはほっとするあたたかな味わいです。コショウのアクセントはあるものの、辛さはないので辛いものが苦手な方にもおすすめなグルメ。Netflixの番組で紹介されたお店は蒸し餃子・マンドゥも有名なので、このマンドゥが入ったマンドゥカルグクスを注文するのもおすすめです。

ポリパッ

ポリパッとは麦ご飯のことで、広蔵市場では麦ご飯のビビンパを屋台で食べることができます。ポリパッに盛り付けるのはナムルとコチュジャン、ごま油。たくさんの種類のナムルを入れるのがポイント。コチュジャンは入れすぎると辛くなるので、辛いものが苦手な方は調節しながら入れるようにしましょう。ナムルは自分で選べるお店もありますが、初めてなら店員さんにお任せしてもOK。ヘルシーでほどよいボリュームなので旅行で疲れた胃を労わりたい時や、朝ごはんとしてもおすすめな市場グルメです。

広蔵市場では銀のボウルに豪快にご飯とナムルを盛り付けて提供されます。しっかり混ぜて食べるのがより美味しく食べるポイントです。

クァべギ

クァべギとは韓国の昔ながらの揚げドーナツ。細長くねじった形が特徴的な伝統スイーツです。一般的なドーナツとは異なり、韓国のクァべギは米粉を使って作られることが多いのが特徴で、もちもちとした食感が魅力。

広蔵市場ではできたてのクァべギをいただくことができます。揚げたてのクァべギは表面はサクサク、そして中はもちもち。シナモンの香りがアクセントになりつつも、素朴な味わいです。特に広蔵市場のうまいもん通りの入口にあるお店は連日行列ができる人気のクァべギ店。店頭では生地をこねて成型する様子も見ることができます。砂糖をまぶしているクァべギがスタンダードですが、甘いものが苦手な方は砂糖なしでもオーダーすることが可能です。

紙コップに入れて提供される食べ歩きにぴったりな一品です。

フレッシュスムージー

食べ歩きをしていると喉が乾いてきますよね。そんな時におすすめなのが新鮮なフルーツを使ったスムージーです。フルーツがそのまま展示されていて、好きなものを選んでお会計するとその場でミキサーに入れてスムージーを作ってもらえます。砂糖は不使用のお店も多く、フルーツそのものの甘みを楽しめるスムージー。シャインマスカット、オレンジ、スイカ、キウイなどが定番で季節ごとにも新しいフルーツが登場します。

広蔵市場のフレッシュスムージーはサイズが大きく、飲みごたえがあるのが魅力。たっぷり入っているのでコスパも良いです。

広蔵市場まとめ

今回は、韓国・ソウル最大級の在来市場である広蔵市場についてご紹介しました。100年以上の歴史がある巨大市場。韓国のディープな雰囲気が味わえるので、韓国旅行では是非訪れたいスポットの一つです。

さまざまな物が売られている市場ですが、中でもグルメは広蔵市場で見逃せないものの一つ。屋台では日本では見かけないような韓国市場ならではのフードが目白押しです。

広蔵市場は海外観光客も多く訪れる場所なので、多くの屋台やお店では日本語や英語のメニューが用意されているので韓国語がまったくわからなくても問題なく利用できます。ただ、一部のお店ではぼったくりもあるので、注文したメニューがあっているかや合計金額があっているか、そしてお釣りはあっているかなどしっかり確認するようにしましょう。

韓国旅行で市場を体験してみたいという方は是非参考にしてみてくださいね。