韓国で本場のタッカンマリ食べるなら？おすすめ店7選！

韓国料理と聞くと、多くの人がキムチやビビンバを思い浮かべるかもしれません。しかし、韓国旅行では本場ならではの本格的な韓国料理を堪能したいと考えている方も多いのではないでしょうか。今回はそんな方におすすめな「タッカンマリ」が美味しいお店をご紹介していきます。タッカンマリとは鶏一羽を丸ごと使った鍋料理。シンプルかつ淡白な味わいなので辛いものが苦手な方にもぴったりな韓国料理です。この記事では韓国・ソウルで美味しいタッカンマリが食べられる人気店をまとめたので、是非韓国旅行でのお店選びの参考にしてみてください。

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タッカンマリとは？

「タッカンマリ」とは韓国語で「タッ（鶏）」と「ハンマリ（一羽）」を意味し、直訳すると「鶏一羽」となります。この名前の通り、タッカンマリは鶏一羽を丸ごと使った鍋料理です。韓国流の”鶏の水炊き”でシンプルながらも深い味わいが魅力。コラーゲンやビタミンが豊富に含まれている鶏肉を丸ごと堪能することができます。夏には滋養強壮のため、冬には体を温めるために食べられ、季節問わず人気があるメニューの一つです。

韓国・ソウルでは東大門（トンデムン）エリアに「東大門タッカンマリ通り」と呼ばれる通りがあり、専門店が立ち並びます。この記事ではこの東大門タッカンマリ通りを中心におすすめのタッカンマリ専門店をご紹介していきます。

タッカンマリの食べ方

タッカンマリは注文すると材料の入った鍋が目の前でセッティングされます。調理は店員さんがやってくれるので食べられるようになるまで10分から15分ほどゆっくり待ちましょう。

タッカンマリは卓上にあるタレをつけて食べます。タレに薬味やからし、ニラなどを加えるとさらに美味しくなります。お店によっておすすめのタレの作り方があるので、店内に書いてあるレシピを参考に特製タレを作りましょう。

タッカンマリのシメにはカルグクスという手打ち麺を入れていただくのがおすすめ。鶏のダシが効いたスープと麺の組み合わせは最高です。お店によっては焼き飯やお粥などを選択できるところもあるので、好みにあわせたシメを選んでみてください。

タッカンマリのおすすめ店

タッカンマリは専門店で食べるのがおすすめ。韓国旅行で立ち寄りたいソウルのイチ押しタッカンマリ店をご紹介します。

元祖ウォンハルメ ソムンナン タッカンマリ

「東大門タッカンマリ横丁」に位置する「元祖ウォンハルメ・ソムンナン・タッカンマリ」は、1970年代から営業するタッカンマリの専門店です。東大門駅と鐘路５街駅の中間にあるこの店は、約250席の広々とした内装が魅力です。こちらのタッカンマリは、韓方を用いたダシで煮込むため、栄養価が高いのが嬉しいポイント。麺、韓国餅、じゃがいも、きのこなどが入ったボリューム満点のセットメニューが特に人気です。多くの外国人観光客が訪れるため、店員の外国人の対応にも慣れており、安心して楽しめるお店として知られています。

陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ

こちらも「東大門タッカンマリ横丁」に位置する人気店。日本や海外のメディアでもたくさん紹介されている有名店です。

「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」は新鮮な鶏肉にこだわっており、鶏肉の臭みが一切ないのが魅力。毎日その日使用する分だけの鶏を仕入れており、鶏が無くなり次第閉店となります。下煮された鶏肉をさらにじっくり煮立てて作るタッカンマリ。最初はあっさりとした味わいですが、徐々に濃厚でコクのあるスープに変化します。

1~3階まである大きな店舗で、テーブル席と座敷席を完備。団体客向けの大部屋もあるためグループでの利用もおすすめです。

ソンガネタッカンマリ

東大門の近く、新設洞に位置する「ソンガネタッカンマリ」は、30年以上にわたりタッカンマリ一筋を貫く老舗店です。韓国メディアの取材を受け入れず、地元の常連客へのこだわりを持つこの店は、日本のテレビ番組で取り上げられたことで日本からの観光客も増えました。店で使われる全ての材料は国産にこだわり、ニンニクをふんだんに使った濃厚なスープが特徴です。最初はそのニンニクの量に驚いてしまいますが、たっぷり入れることで他にはないコクや旨味を生み出しています。

材料が無くなり次第閉店となるのですが、人気店のため20時に売り切れてしまうことも。早めの訪問がおすすめです。

陳元祖補身タッカンマリ 本店

「東大門タッカンマリ横丁」で30年以上営業を続けるのが「陳元祖補身タッカンマリ 本店」。日本のテレビで紹介されたり、ガイドブックにも掲載されている人気店です。こちらのお店のタッカンマリは新鮮な鶏と韓方を使った特製のスープが魅力です。1日に2回配送で新鮮な鶏を仕入れているため、鶏には臭みがなく、胸肉までジューシー。自家製のキムチとあわせていただくと絶品です。タレにはからしや薬味のほか、お酢も入れるとより美味しくいただけますよ。

3フロアある大きめな食堂で、テーブル席だけでなく座敷席も完備。団体でもゆっくりと食事を楽しむことができます。

孔陵タッカンマリ 東大門店

2013年に「東大門タッカンマリ横丁」で開業した「孔陵タッカンマリ 東大門店」。フランチャイズのお店ですがこちらの東大門店は特にスープが美味しいと評判です。6時間かけて作るスープは鶏の足や玉ねぎ、ネギなどからダシを取っており、煮込めば煮込むほど旨味が増します。

鶏をつけるタレにはピリッと辛い特製の薬味を入れるのがおすすめ。3種類の唐辛子を使った薬味でほどよい辛さが鶏肉のうまみをさらに引き立てます。

日本を中心にアジアからの観光客がたくさん訪れるお店。海外観光客への対応も慣れており、韓国旅行初心者でも安心して利用することができます。

ペップジャンチッ 本館

1980年にオープンし、鐘路オフィス街に位置する「ペップジャンチッ」は、韓国語で「白部長の家」という意味を持つタッカンマリの老舗店。近くの会社員が多く訪れるお店ですが、鐘閣駅や仁寺洞から徒歩圏内にあるため、大通り沿いでアクセスもしやすく観光客にも人気があります。

こちらのタッカンマリはパサつきがなくプリプリとした鶏肉がポイント。柔らかな食感で部位ごとにカットしてあるのでとても食べやすいです。スープにはお酢が入っているため、他のお店と比べるとさっぱりとした味わい。脂っこい味が苦手な方も食べやすいスープとなっています。オリジナルのタレはコチュジャン入りのピリ辛味。野菜も入っていて、ほんのり甘みも感じられる他にはないタレとなっています。

弘大タッカンマリ

ホンデ入口駅近くにあるこのタッカンマリ専門店。若者の街として有名なホンデで2015年より営業を続けている人気店です。日本のテレビ番組「東野・岡村の旅猿」や「アナザースカイ」にも取り上げられたことで知られるこの店は、注文しやすい人数分のセットメニューを提供。店独自の韓方を用いた5～6時間煮込んだスープに、新鮮なカットされた鶏肉が入っています。シメのカルグクスはセットに入っているので、終盤になったら店員さんに麺を入れてほしいと伝えればOK。難しい注文は不要なのでタッカンマリ初心者にもぴったりなお店です。

駅からすぐでアクセスも抜群。近くのヨンナムドンというエリアはカフェの街として知られているので、食後にコーヒーを楽しむのも良いでしょう。

タッカンマリまとめ

今回は、韓国・ソウルのおすすめタッカンマリ専門店をご紹介しました。韓国流の鶏の水炊きであるタッカンマリはシンプルで素朴な味わいであるため日本人にもチャレンジしやすい韓国料理の一つ。ピリ辛のタレにつけて食べるのが一般的ですが、薬味などは自分で調整できるので辛いものが苦手な方にもおすすめな料理です。

今回ご紹介したお店は日本のメディアにも数多く取り上げられている有名店ばかり。どのお店も駅から徒歩10分以内でアクセスもしやすいので、韓国旅行でタッカンマリを食べてみたいという方は是非チェックしてみてください。