ソウルのおすすめひとりごはん！お一人様でも食べやすい韓国料理7選

ソウル、その魅力的な文化と歴史だけでなく、美味しいグルメの宝庫でもあります。しかし、旅行や仕事で訪れる際、一人で食事をすることが多いと感じる方もいるでしょう。一人旅の楽しみの一つは、好きなものを好きなだけ食べること。しかし、多くの料理はシェアすることを前提としているため、一人で注文するのが難しい場面も。そんなあなたのために、お一人様でも気軽に楽しめるソウルの韓国料理を厳選して7つピックアップしました。おすすめのお店もあわせてご紹介するので、ぜひお店選びの参考にしてみてください。

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韓国はひとりごはんできるお店が少ない？

韓国は家族や友人、仕事仲間などみんなで食事をする文化がある国。一人前で提供されるのではなく、大皿や鍋を一緒にシェアして食べるのが一般的です。そのため韓国ではもともと一人でご飯を食べられるお店がとても少なかったのです。

しかし、近年は文化や習慣が変化し一人向けのお店が韓国でも増加。一人前を注文できる食堂や一人ご飯の専門店などがソウルでもよく見られるようになりました。とはいえ、韓国旅行が初めてという方や慣れていない方はどのお店だと一人で食事できるのかわからないことも多いかと思います。この記事では一人でも食べやすい韓国料理とそれぞれのおすすめのお店をご紹介していきます。

ソウルでのひとりごはんにおすすめな韓国料理

韓国・ソウルでひとりごはんしやすいのは以下のような料理です。

• クッパ
• チゲ
• キンパ
• 冷麺
• ユッケビビンパ
• ジャージャー麺

それぞれどんな料理なのか、そしてどのお店がひとりで利用しやすいのかご紹介していきます。

クッパ

「クッパ」とは、韓国で「スープ」と「ご飯」を意味する韓国語を組み合わせた料理名で、時々「クッパッ」「クッパプ」とも書かれます。日本では焼肉の終わりに出てくる雑炊のようなものを思い浮かべるかもしれませんが、韓国のクッパは素材の風味を引き出した濃厚なスープが特色で、さまざまなバリエーションがあります。手頃な価格で心もお腹も満たされる料理として人気です。

クッパはトゥッペギと呼ばれる一人前の石鍋に入れて熱々で提供されることが多いです。最初からご飯が入って出てくるもの、別々で出てくるものがあり、料理ごとやお店ごとにそのスタイルは異なります。クッパは韓国では酔い覚ましの定番でもあり、朝ごはんにもよく食べられます。

神仙ソルロンタン

「神仙ソルロンタン」は、韓国の多くの地域に店舗を持つソルロンタン専門店です。骨付き牛肉をゆっくりと煮込んだスープで、淡白ながらも深い風味があります。辛いものが苦手な人や胃の弱っているときにも負担なくいただけます。

日本人旅行者に特に人気の店舗は利便性の良い明洞店です。パンデミックの影響を受けて2020年に一時閉店したものの、2023年5月にリニューアルオープン。清潔感のある店内で、窓側の席からは明洞の街を眺めることができます。

チゲ

日本ではチゲというと辛い鍋料理を指しますが、韓国ではチゲそのものが鍋料理を意味します。キムチやお肉、魚介類、豆腐などをコチュジャンや韓国味噌といった調味料を入れ煮込んだもので韓国の定番家庭料理でもあります。

チゲもお米と一緒に食べるため上記でご紹介したクッパと似ていますが、チゲはスープより具材がメインなのが特徴です。具材とスープ、ご飯を豪快に混ぜて食べるのが韓国現地の食べ方です。

トゥッペギチッ

鐘路エリアで1988年から営業を続ける人気食堂。韓国の石鍋であるトゥッペギを使った4種類のチゲを提供しています。特にタニシを使用した「ウロンテンジャンチゲ」が大変人気。注文すると、ナムルを加えたご飯が提供され、それと一緒にチゲや辛味噌を混ぜてビビンバ風にしていただきます。芸能人も訪れる有名店で、食事時はウェイティングができることも。待ちなしでゆっくり食べるなら朝ごはんとして早い時間に利用するのがおすすめです。

キンパ

キンパとは韓国の海苔巻きのことです。日本の海苔巻きのように酢飯は使わず、韓国海苔で巻かれているのが特徴。野菜や卵、ツナ、キムチ、チーズなどさまざまな具材を入れ巻きます。

キンパは粉食（ブンシク）店と呼ばれる軽食を提供する食堂のほか、コンビニでも販売されており気軽に買うことができます。キンパは単品で食べるのはもちろん、ラーメンやトッポギと一緒に食べても美味しくいただけます。ラーメンのスープやトッポギのタレにキンパを浸して食べることでまた違った美味しさが味わえます。

浪漫キンパ

お手頃な価格で多様な韓国料理が堪能できる「浪漫キンパ」。観光客はもちろん、地元で働く韓国人もよく訪れる人気店です。キンパは作り置きせず、注文が入ってから巻くのがこだわり。キンパの盛り合わせという4種類のキンパを楽しめるセットが特におすすめで、いろんなキンパの食べ比べができます。アットホームで居心地のいいお店で韓国初心者さんも利用しやすい食堂です。

冷麺

冷麺とは、そば粉やでんぷんなどの麺に冷たいスープをかけた麺料理です。元々は朝鮮半島北部にて冬の定番料理として知られていましたが、朝鮮戦争をきっかけに南部でも食べられるようになりました。暑い夏でもさっぱりと食べられる麺料理として普及したほか、焼肉といっしょによく食べられています。

韓国の冷麺は半分凍った状態で出されるスープが印象的です。コチュジャンを使った辛いタレを絡めた「ビビン冷麺」と、さっぱりとした酸味がある「水冷麺」がメジャー。辛いのが苦手という方は水冷麺をオーダーしてみてください。

ユッサム冷麺

「ユッサム冷麺」は韓国で全国的にチェーン展開している冷麺の専門店です。こちらのお店は冷麺に炭火の焼肉がついてくるのが特徴。さっぱりとした冷麺にジューシーなお肉を乗せて食べるのが絶品です。お肉は焼いた状態で一人前にして提供されるので一人でも気軽に入ることができます。

カルグクス

カルグクスもひとりごはんにぴったりな麺料理です。小麦粉で作られた麺にあさりなど海鮮のスープを組み合わせた料理。麺は太めでモチモチとしていることから韓国流うどんと表現されることもあります。

スープは辛くなくあっさりとしていて、子供からお年寄りまで幅広い世代に人気の麺料理。刺激が少なく、日本人も食べやすいため韓国料理初心者さんにもぴったりです。

黄生家カルグクス

「黄生家カルグクス」は、昔の貴族階級のエリアである北村に位置するカルグクスと餃子の名店です。椅子席の1階と座敷の2階がある大きなお店。主力メニューの牛骨手打ち麺・サゴルソンカルグクスは、牛骨スープで作られ、麺はほどよいコシが特徴です。また、麺の上の牛肉は甘辛く炒められ、麺の味に深みを持たせます。その他にも、冷たい麺料理・コングクスやオリジナル餃子も大人気です。この店は「ミシュランガイドソウル」で取り上げられ、評価が上がり続けています。

ユッケビビンパ

牛のらんぷ肉を使ったユッケを使ったビビンパです。やわらかくとろけるような食感が魅力。韓国ではごま油を使った特製のタレを絡めたユッケをご飯とあわせて食べることができます。ユッケ単品だとお酒のつまみのようで食事としては少し物足りない感じがしますが、ビビンパにすることで食べ応えもアップ。コチュジャンのソースをプラスすることで辛味が出てより韓国らしい味わいになります。

プチョンユッケ

「プチョンユッケ」は、「ミシュランガイドソウル」に2017～2023年まで継続して取り上げられたユッケの名店です。ソウルで有名な広蔵市場の中の「ユッケ通り」にあり、観光客からも高い支持を得ています。こちらのユッケは肉で有名な馬場市場から仕入れており、丁寧に下処理したあと半日熟成することで旨味を凝縮させています。こちらのお店は日本語メニューもあるので韓国語がわからなくても指差しで注文が可能です。

ジャージャー麺

ジャージャー麺はもともと中国料理ですが、韓国では独自の進化を遂げたことにより韓国式中華料理の定番として知られるようになりました。

韓国のジャージャー麺は、香ばしくて甘辛い真っ黒なソースを麺に絡めて食べます。辛さはなく韓国では子供も好きな味で、家族みんなで食べることができる料理です。ソースと麺はしっかり混ぜてから食べるのがポイント。韓国ドラマでもよく登場する料理であることからドラマファンは絶対食べるべき韓国料理として紹介されることも多いです。

香港飯店0410

「香港飯店0410」は韓国の人気シェフであるペク・ジョンウォン氏が手がける韓国式中華のチェーン店。カウンター席のある店舗が多く、一人でも周りを気にせずに食事をすることができます。価格帯もリーズナブルなのが嬉しいポイントです。ジャージャー麺はアレンジなどは加えないTHE王道なスタイル。オーソドックスなジャージャー麺を食べたいという方におすすめなお店です。

お一人様でも食べやすい韓国料理まとめ

今回は、韓国・ソウルでひとりごはんするときにおすすめなメニューとお店をご紹介しました。韓国は近年ひとりごはんできるお店が続々と増えており、昔より一人旅行でも食事に困りにくくなりました。ひとりごはんの予定がある方や、一人旅を計画されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。