Nソウルタワーの行き方は？アクセス方法と見どころを解説

韓国・ソウルを訪れるなら、一度は行ってみたい観光名所「Nソウルタワー」。ソウルのシンボルとして知られるこのタワーは、美しい夜景を楽しめる展望台やロマンチックな雰囲気が漂う「愛の南京錠」など、見どころが満載です。しかし、「どうやって行くの？」「どのアクセス方法が便利なの？」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Nソウルタワーへの行き方を徹底解説するとともに、現地で楽しめる見どころについて詳しくご紹介します。韓国旅行を予定している方、Nソウルタワーを訪れてみたいという方は是非参考にしてみてください。

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Nソウルタワーとは

Nソウルタワー

韓国の首都ソウルを象徴するランドマークの一つ・Nソウルタワー。もともとは、テレビやラジオ放送の電波を首都圏に送信する韓国初の電波塔として誕生し、現在もその役割を果たしている現役の電波塔です。

一般公開が始まったのは1980年のことで、当時は「南山ソウルタワー」と呼ばれていました。その後、2005年に大規模なリニューアルを経て、現在の「Nソウルタワー」という名称に変更され、よりモダンで洗練された観光スポットとして生まれ変わりました。

Nソウルタワーの本体の高さは236mですが、タワーが位置する南山の標高が243mあるため、海抜479mの高さからソウル市内を一望することができます。昼間には広がる都市風景、そして夜には美しい夜景が広がり、多くの観光客だけでなく、現地の人々の定番デートスポットとしても長年愛されている場所です。

Nソウルタワーの行き方

Nソウルタワー

Nソウルタワーはソウルの中心地にあるため、韓国旅行でも立ち寄りやすい観光スポットです。行き方は以下の４通り。

南山ケーブルカー
シティーツアーバス
市内バス
徒歩

それぞれの行き方について詳しくご紹介します。

南山ケーブルカー

南山ケーブルカーは、Nソウルタワーへのアクセス方法として最も人気のある手段の一つです。片道の乗車時間はわずか約3分ですが、ケーブルカーの中からソウルの街並みを空中から眺めることができるのが大きな魅力です。

ケーブルカー乗り場は、南山の中腹に位置。最寄りの地下鉄4号線「明洞駅」から徒歩約10分の距離にあります。

チケットは片道と往復の2種類が用意されており、時間やスケジュールに合わせて選ぶことが可能です。ただし、週末や祝日、夕方以降の時間帯は特に混雑しやすく、乗車までに待ち時間が発生することもあります。スムーズに利用したい場合は、平日や比較的空いている時間帯を狙うのがおすすめです。

ケーブルカーを降りてからNソウルタワーまでは徒歩で5分ほどです。

シティーツアーバス

ソウル市内を効率よく観光しながら、Nソウルタワーを訪れたい方には「シティーツアーバス」の利用がおすすめです。この観光バスは、ソウル市内の名所を巡回しており、乗車チケットを持っていれば、好きな停留所で自由に乗り降りができます。

Nソウルタワーへアクセスする際には、「ソウルシティツアーバス」の赤色バスを利用しましょう。このバスは「都心古宮南山コース」と呼ばれるルートを運行しており、予約不要で気軽に利用できます。

シティーツアーバスには観光案内がついているため、移動中もソウルの歴史や文化を学べる点が魅力です。さらに、2階建てバスも運行しており、オープントップの席から街並みを眺めるのも特別な体験になるでしょう。

市内バス

Nソウルタワーへのアクセス方法として、市内バスを利用するのも便利です。Nソウルタワーへ行く主な循環バスには「01A番」と「01B番」の2路線があります。

「01A番循環バス」は、6時30分から23時まで、6～9分間隔で運行しています。この路線は、Nソウルタワーを出発して市庁駅、光化門駅、景福宮駅、青瓦台、安国駅、明洞聖堂などの人気観光地を通過します。途中、タプコル公園や南山芸場公園なども経由するため、ソウル市内を効率よく巡りながらNソウルタワーを訪れることができます。

「01B番循環バス」は、6時30分から23時まで運行しており、15～18分間隔で運行しています。この路線は、Nソウルタワーから南山芸場公園、忠武路駅、東大入口駅を循環する短距離ルートです。

徒歩

Nソウルタワーは徒歩でもアクセスできます。タワーが位置する南山は全体が公園として整備されており、春には満開の桜、秋には美しい紅葉が楽しめるお散歩スポットとしても知られています。季節ごとに異なる表情を見せる南山を歩きながらタワーを目指すのは、旅行の良い思い出になるでしょう。

明洞駅を起点にすると、Nソウルタワーまで歩き慣れた人なら約40分で到着できます。途中で景色を楽しみながら休憩を挟む場合でも、60分以内には到着することが可能です。まず、明洞駅から南山ケーブルカーの乗り場を目指します。その後、ケーブルカーを利用せず、徒歩で山道を登るルートに進みます。途中には舗装された道路や山道への階段があり、案内標識も英語や日本語で記載されているため、迷うことなく進むことができるでしょう。

Nソウルタワーの見どころ

Nソウルタワー

Nソウルタワーは、ソウルのランドマークであるだけでなく、訪れる人々を魅了する多彩な見どころが詰まったスポットです。展望台からの絶景はもちろんのこと、タワー内外にはカップルや家族、友人同士で楽しめる施設や仕掛けがたくさん用意されています。ここでは、Nソウルタワーを訪れる際にぜひチェックしておきたい主な見どころをご紹介します。

展望台

Nソウルタワーの展望台は、ソウルを360度一望できる絶景スポット。海抜479メートルという圧倒的な高さから、都市全体の景色を眺めることができます。

ソウルは、四方を山に囲まれ、東西には漢江（ハンガン）が流れる独特の地形を持っています。これは、風水思想において理想的な地形とされ、韓国の首都がこの地に置かれた理由の一つでもあります。展望台からは、その美しい地形がよくわかり、歴史ある都市ソウルの奥深さを感じることができます。

北を眺めると、韓国の伝統建築を代表する景福宮や、雄大な北岳山が目に入ります。一方、南を向くと、ソウルの街を横切るように流れる漢江が広がります。また、晴れた日には、さらに遠く仁川方面に位置する西海まで見渡せることもあります。

レストラン

Nソウルタワーでは、特別な景色を楽しみながら食事ができるレストランがあります。

7階にある「n.GRILL」は、Nソウルタワーを代表する高級フレンチレストランです。このレストランは回転式の構造になっており、約48分で一周します。

3階には、韓国の伝統料理を味わえる「HANCOOK」があります。このレストランは、韓国ならではの趣ある空間が広がり、キムチやビビンバ、プルコギといった定番の韓国料理を楽しむことができます。

また、タワーの入口付近にはオープンテラスのカフェもあり、軽食やドリンクを楽しみながら休憩することができます。

ソウルタワープラザ

Nソウルタワーの下部に位置する「ソウルタワープラザ」。飲食店やカフェ、コンビニなどがある施設です。

1階の入口で目を引くのは、全長9メートルのOLEDトンネル。トンネルの壁一面に、ソウルの名所や夜景が美しく映し出される光と映像の演出を楽しめます。

ソウルタワープラザ内には、さまざまな飲食施設が揃っています。施設内で食べるのはもちろん、ドリンクやスナックをテイクアウトして南側にあるテラスへ向かうのもおすすめ。テラスからは漢江が一望でき、ソウルの自然と都市が融合した景色を眺めながら軽食を食べることができます。

愛の南京錠

「愛の南京錠」は、Nソウルタワーを象徴する名物の一つとして知られています。テレビ番組や韓国ドラマにも頻繁に登場し、ロマンチックなスポットとして国内外の観光客に大人気です。

タワー周辺のフェンスや専用ゾーンには、無数の南京錠が取り付けられています。南京錠には二人の名前やメッセージを書き込みます。永遠の愛を約束する場所としてデートスポットとしても人気があります。

この「愛の南京錠」の由来には、Nソウルタワーの位置が関係していると言われています。南山の頂上に建つNソウルタワーは、風水思想的に「百年偕老（ひゃくねんかいろう）」の地とされており、これは「生涯にわたって夫婦が仲睦まじく幸せに暮らす」という意味を持ちます。デートでNソウルタワーを訪れたら、縁起の良いこの場所で是非南京錠を残してみましょう。

南山公園

Nソウルタワーを訪れる際には、ぜひその周辺に広がる「南山公園」も併せて楽しんでみてください。「南山公園」は、都会の中にありながら自然を満喫できるオアシスであり、市民の憩いの場として親しまれている場所です。

南山公園の魅力は、何といっても四季折々の美しい景色です。春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が山全体を彩ります。

さらに、南山公園は韓国ドラマのロケ地としても有名で、「梨泰院クラス」「星から来たあなた」「私の名前はキム・サムスン」など、数々の人気ドラマがここで撮影されました。韓国ドラマファンの聖地巡りスポットとしても人気があります。

また、南山公園には歴史的な見どころも多く点在しています。たとえば「白凡広場（ペッポムクァンジャン）」では、韓国の歴史的な人物をたたえる彫刻や記念碑が並んでおり、歴史を学ぶことができるスポットとして知られています。

Nソウルタワーと南山公園を効率よく楽しむためには、上りはケーブルカーを使い、下りは徒歩で公園内を散策するルートがおすすめです。徒歩でのルートは整備されており、春や秋には南山の景色をじっくり味わうことができます。また、公園内にはベンチや休憩スペースも点在しているため、疲れたら一息つきながらゆっくり過ごすのも良いでしょう。