釜山名物・ナッコプセをソウルでも！行くべきおすすめ店6選

釜山発祥のグルメ「ナッコプセ」。日本人の間でもファンが増えている今注目の韓国グルメです。ピリ辛でご飯との相性も抜群。お酒のお供にもぴったりなナッコプセは、韓国旅行で是非食べたい料理の一つです。

今回は、そんなナッコプセが食べられるおすすめ店をまとめてご紹介します。釜山が本場ですがソウルでもナッコプセの名店はたくさん。現地の人にも人気の6店をピックアップしました。是非参考にしてみてください。

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ナッコプセとは？

「ナッチ（テナガダコ）」「コプチャン（ホルモン）」「セウ（エビ）」の頭文字を組み合わせて名付けられた韓国料理・ナッコプセ。釜山を代表する庶民グルメの一つで、プリプリとした食感のタコ、旨味がぎゅっと詰まったホルモン、そして甘みのあるエビという、食材の個性が異なる3つを、コチュジャンベースのピリ辛ダレで豪快に炒めた一品です。

もともとはスタミナ料理として地元・釜山で親しまれてきましたが、そのクセになる味わいとボリューム感から、観光客の間でも人気が高まり、今では全国にファンが広がっています。また、ごはんとの相性も抜群で、〆にチャーハン風の「ポックンパ」を追加するのが定番の楽しみ方。濃厚な旨味が染み込んだご飯を、最後の一口まで堪能するのがナッコプセの醍醐味となっています。

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韓国・ソウルのおすすめナッコプセ店

サウィ食堂

2018年に創業した「サウィ食堂」は、短期間で韓国全土に30店舗以上を展開するまでに成長した、今注目のナッコプセ専門フランチャイズです。その急成長の背景には、徹底した品質管理と、他にはない味へのこだわりが詰まっています。

特筆すべきは、17種類もの素材をブレンドし、72時間かけて低温熟成させるという、手間ひまかけた秘伝のタレ。このタレは店舗独自のレシピとして特許を取得しており、どの店でもしっかりと再現される安定したクオリティが魅力です。

また、具材へのこだわりも徹底されています。ホルモンには新鮮な牛の大腸のみを使用し、臭みを抑えるために香味野菜で丁寧に下処理。タコやエビも肉厚で、しっかりとした旨味を感じられるものを選んでいます。

全体のバランスが見事で、タレのコクと食材の風味が一体となった味わいは、一度食べたらやみつきになること間違いなし。フランチャイズとは思えない完成度の高さで、どの店舗でも“外れなし”の安心感があるのも嬉しいポイントです。

龍湖洞ナッチ

「龍湖洞ナッチ」は、もともと釜山・龍湖洞エリアで働く人々に向けてタコ鍋を提供していたことから始まった、老舗のナッコプセ専門店です。2003年に釜山本店がオープンし、その後口コミと共に人気が広がり、現在では韓国各地に店舗を構えるまでに成長しました。テレビのグルメ番組でも頻繁に紹介されており、“ナッコプセといえばここ”という定番店として知られています。

現在、ソウル市内にも約20店舗を展開しており、観光客だけでなく地元のリピーターも多いのが特徴。チェーン展開しながらも、どの店舗でも本場・釜山の味をしっかりと再現しており、安定したクオリティが支持されています。

この店のナッコプセは、コチュジャンをベースにしたピリ辛の味付けが魅力。真っ赤な見た目に驚くかもしれませんが、実際には辛さの中に旨味とコクがしっかりと感じられ、じんわりと身体を温めてくれるような“優しい辛さ”が特徴です。

テソン食堂

1984年創業の「テソン食堂」は、ソウルの中でも長い歴史を誇るナッコプセ専門店。40年近くにわたり地元の人々に愛され続けてきた、まさに“老舗”の風格が漂う名店です。観光客にとってはまだあまり知られていない隠れた名所でもあり、ローカル感あふれる雰囲気の中で、本格的な味を楽しめます。

このお店の最大の特徴は、唐辛子をベースにした秘伝の調味料で作られた濃厚スープ。ひと口すするとピリッとした辛さが広がり、そのあとにじんわりとしたコクが追いかけてくる、奥行きのある味わいが魅力です。タコ、ホルモン、エビの3種の具材がしっかりと煮込まれていて、それぞれの旨味がスープにじっくりと染み出しているのもポイント。

さらに、韓国春雨（タンミョン）や白菜などの野菜もたっぷり入っており、ボリューム感も抜群。食べ応えがあるのに、野菜の甘みとスープのバランスが良いため、最後まで飽きずに楽しめます。

平和ヨンナム

ソウル・ホンデエリアに位置する「平和ヨンナム」は、感度の高い若者たちの間で話題を呼んでいるナッコプセ専門店です。レトロでどこか懐かしい雰囲気の店内には、カフェのようなおしゃれさも漂っており、食事をしながらリラックスした時間を過ごせる空間づくりが魅力。フォトジェニックなインテリアもあり、SNS映えを狙う人たちにも人気です。

提供されるナッコプセは、タコ・ホルモン・エビという王道の3種の具材に加え、ネギや玉ねぎ、韓国春雨（タンミョン）などの野菜もたっぷり。丁寧に煮込まれた具材の旨味がピリ辛のスープに溶け込み、口いっぱいに広がるコクと旨味がたまらない一品です。

辛さはしっかりと感じるものの、刺すような刺激ではなく、まろやかで深みのある辛さが特徴。全体のバランスが非常に良いため、「辛いものが苦手だけど挑戦してみたい」という人にもおすすめです。リピーターも多く、地元の人にも観光客にも愛される理由がよくわかります。

おしゃれな空間で、気軽にナッコプセを楽しみたいなら、ぜひ訪れておきたい注目の一軒です。

光化門トゥッコギ 貞洞チッ

「光化門トゥッコギ 貞洞チッ」は、韓国語で“光化門の特別な焼き肉店”という意味を持つ「光化門トゥッコギ」の新店舗として、2023年にソウル・明洞にオープンしました。官公庁や大手メディアが集まる光化門エリアで長年支持されてきた本店の味とクオリティを、そのまま観光地でも楽しめるとあって、オープン直後から話題を集めています。

一見すると焼肉メインのお店ですが、実は“知る人ぞ知る”人気メニューとしてナッコプセも大きな支持を集めています。本場・釜山の味をベースにしつつ、より幅広い層に親しまれるように辛さを抑えたマイルドな仕上がりが特徴。ピリ辛程度の優しい味わいで、辛さに敏感な方でも安心して楽しめるのが嬉しいポイントです。

こちらのナッコプセは、具材それぞれがしっかりとスープに馴染み、まろやかなコクと旨味が感じられます。観光途中の食事としてもぴったりで、落ち着いた雰囲気の中、手軽に韓国のローカルグルメを堪能できます。

ケミチッ

「ケミチッ」は、“ナッコプセ発祥の店”とも言われる、釜山生まれの超有名店。繁華街・南浦洞に本店を構え、地元の常連客から観光客まで幅広く愛されてきた老舗です。その圧倒的な人気を受け、現在では韓国各地にチェーン展開しており、どの地域でも高いクオリティのナッコプセを楽しめるようになっています。

「ケミチッ」のナッコプセは、タコとエビのぷりぷりとした食感、ジューシーでコク深いホルモンの旨味がバランスよく絡み合い、一度食べたら忘れられない味。特製の辛味ソースには、後引くような深みと濃厚なコクがあり、口に入れた瞬間から最後の一口まで満足度が続くのが特徴です。辛さはしっかりと感じられますが、ただ辛いだけでなく、旨味と甘みが絶妙に調和しており、多くの人に“クセになる辛さ”として支持されています。

ソウル市内にもいくつか店舗が展開されているので、アクセスの良いエリアを選んで気軽に訪れることが可能です。

ナッコプセまとめ

ナッコプセは、タコ・ホルモン・エビという3つの旨味が絶妙に融合した、韓国ならではのピリ辛グルメ。釜山で愛されてきたローカルグルメですが、最近では首都・ソウルでも気軽に楽しめるようになっています。

今回ご紹介した6つのお店は、それぞれに個性がありながらも、どこもクオリティの高いナッコプセを提供している名店ばかりです。「ちょっとピリ辛な韓国グルメに挑戦してみたい」「釜山に行かずに本場の味を楽しみたい」という方は、ぜひ今回ご紹介したお店のナッコプセにチャレンジしてみてください。この記事がお店選びの参考になれば幸いです。