釜山で行くべき市場7選！特徴＆魅力をわかりやすく解説

韓国・釜山は、美しい海と活気あふれる街並みが魅力の都市です。そんな釜山を訪れたら、ぜひ足を運びたいのが「市場」。観光スポットとしても人気が高く、地元の人々の暮らしや食文化に触れられる貴重な場所です。

釜山には、海鮮が充実した巨大市場から、昔ながらの雰囲気が漂うローカル市場、夜に賑わう夜市まで、個性豊かな市場が数多く存在します。
この記事では、釜山で訪れるべきおすすめの市場を7つ厳選し、それぞれの特徴や楽しみ方をわかりやすくご紹介します。市場ごとに異なる魅力があり、歩くだけでもその土地の文化や人の温かさを感じられるはずです。是非参考にしてみてください。

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釜山で市場を楽しもう！

釜山の市場は、ただの買い物スポットではありません。地元の人々の暮らしが息づき、観光では味わえないリアルな釜山の空気を感じられる場所です。食材の香り、威勢のいい声、お店の人とのちょっとしたやりとり。そんなひとつひとつが、旅の思い出として心に残ります。

特に釜山の市場は、新鮮な海産物や地元グルメが豊富で、食べ歩きにもぴったり。屋台で気軽に楽しめる軽食から、地元の人に愛される食堂など、グルメ好きにもたまりません。

また、最近では夜市も人気を集めています。夜市では昼とは違った賑やかさや雰囲気を楽しめるのも魅力のひとつ。釜山の“日常”を体験してみたい人は是非市場を訪れてみましょう。

釜山の行くべき市場

釜山には、地元の人々の暮らしと文化が色濃く反映された魅力的な市場が点在しています。どの市場にもそれぞれの個性があり、訪れるたびに新しい発見があるのが魅力です。釜山の代表的な市場7つをご紹介していきます。

国際市場

衣類や雑貨、電子製品、家具、工具など、あらゆる商品がそろう釜山の名物市場「国際市場（クッチェシジャン）」。戦後の混乱期に自然発生的に広がった歴史ある市場で、今もなおその活気と熱気は健在です。
およそ7,500坪の広大な敷地に、約1,200もの店舗がぎっしり並び、5つの大きな通りから構成される迷路のような市場内を歩くと、地元の人々の暮らしを間近に感じることができます。

また、小規模ながら屋台も点在していて、ショッピングの合間に軽く食事を楽しむこともできます。韓国らしい軽食やローカルな味を試してみるのもおすすめです。

国際市場のすぐ近くには、釜山のランドマークである釜山タワーがそびえる龍頭山（ヨンドゥサン）公園もあるため、周辺観光と合わせて訪れるのも良いでしょう。

週末には多くの買い物客でにぎわい、まさに市場らしいエネルギッシュな雰囲気を味わうことができます。ジャンル豊富なお店を見て回るだけでも楽しく、掘り出し物に出会えるチャンスもあるかもしれません。

カントン市場・夜市

南浦洞にある「富平カントン市場・夜市（プピョンカントンシジャン・ヤシジャン）」は、昼と夜で異なる顔を見せるユニークな市場です。2013年から韓国初の常設夜市として運営が始まり、今では地元の人はもちろん、海外からの観光客にも大人気のスポットとなっています。

昼間は、野菜や果物、乾物などの食料品や、輸入雑貨を扱う店が多く並び、昔ながらの市場らしい雰囲気を楽しめます。そして夜7時半から始まる夜市では、約30軒の屋台が一斉にオープンし、世界各国のグルメや手工芸品などが所狭しと並びます。韓国料理はもちろん、タイ、インド、トルコなど多彩な料理が楽しめるのも魅力のひとつです。

チャガルチ市場

釜山を代表する魚介類専門市場「チャガルチ市場」は、韓国最大級の規模を誇る海産物市場です。毎日夜明け前から新鮮な魚介類が各地の港から続々と運び込まれ、市場は活気に満ちあふれます。露店には約300種類を超える海産物がずらりと並び、地元の料理人や観光客でにぎわいます。市場のシンボルでもあるカモメをモチーフにした建物は、チャガルチ市場のランドマークとしても知られています。

建物の1階では魚を選んで購入でき、2階の食堂に持ち込めば、刺身や海鮮鍋などに調理してもらうことができます。酢コチュジャンをつけて食べたり、サンチュで包んだりと、韓国ならではのスタイルで新鮮な海の幸を味わえるのが魅力です。

釜田市場

釜山最大級の在来市場として知られる「釜田市場（プジョンシジャン）」は、繁華街・西面（ソミョン）の北側に広がる大規模な市場エリアに位置しています。釜田商店街や西面総合市場など、周辺の商業エリアと一体となって「釜田マーケットタウン」と呼ばれており、地元の人々の暮らしを支える重要な存在となっています。

広さは11万平方メートル以上、店舗数は3,300を超えるという圧巻の規模を誇り、その活気は釜山随一。市場の中心となるのは食品で、港町ならではの新鮮な魚介類をはじめ、野菜や果物、乾物、漬物などが豊富に並びます。通りを歩くたびに違う香りや光景が広がり、まるで街全体がひとつの巨大なキッチンのような感覚を味わえます。

海雲台伝統市場

韓国を代表するリゾート地、釜山の海雲台（ヘウンデ）海水浴場。そのすぐ近くに、地元の人々や観光客に親しまれている「海雲台伝統市場（ヘウンデチョントンシジャン）」があります。1910年代に露天商が集まって形成された歴史ある市場で、2005年には釜山市から正式に伝統市場として認定されました。

市場は細い路地の両側に店舗がぎっしりと並び、コンパクトながらも多彩なお店が集まっています。八百屋や乾物屋、キムチや惣菜を扱う店舗のほか、地元グルメを手軽に味わえる食堂や屋台も充実しています。カルグクスやテジクッパ、トッポッキ、おでん、キムパッなどの定番料理に加え、新鮮な刺身やウナギ、マッコリを軽く楽しめるお店もあり、食べ歩きにもぴったりなスポットです。

地下鉄2号線・海雲台駅からビーチへ向かう道沿いにあるため、アクセスも良好。ビーチ散策の前後にふらりと立ち寄れば、海雲台の地元らしい魅力を感じることができるでしょう。

機張市場

釜山の東部に位置する機張（キジャン）は、新鮮なズワイガニが名物のエリアとして知られています。その中心にある「機張市場（キジャンシジャン）」は、海産物、とくにカニを目当てに訪れる観光客や地元の人々でにぎわう人気スポットです。

市場内にはズワイガニやタラバガニ、ロブスターなどを扱う飲食店が立ち並び、蒸しカニを中心とした料理をリーズナブルに、そしてボリュームたっぷりに楽しむことができます。ぷりっとしたカニの脚やハサミの身を堪能した後、カニの甲羅にご飯を入れてカニ味噌と混ぜて食べる「カニ味噌ビビンバ」で〆るのが現地流です。

かつては市内中心部からのアクセスがやや不便でしたが、2016年に電鉄・東海線が開通したことで、釜山駅などからも電車で簡単にアクセスできるようになりました。観光のついでにふらりと立ち寄るのはもちろん、カニを食べる目的での訪問にもぴったりです。

草梁伝統市場・草梁イバグ夜市

「草梁伝統市場（チョリャンチョントンシジャン）」は、韓国高速鉄道（KTX）の発着駅である釜山駅から徒歩圏内という立地のため、観光の合間に立ち寄りやすいスポットとして知られています。
この市場は、100を超える店舗が並ぶアーケード型の市場で、かつては商人や露天商が自然発生的に集まり、市を開いていた歴史があります。2006年に正式に伝統市場として認可を受け、今も地域の人々の暮らしに寄り添った存在として続いています。

近年、周辺にデパートや大型マートが次々とオープンした影響で、来客数の減少という課題も抱えていましたが、その対策として注目されたのが夜市の導入です。「富平カントン夜市」の成功に続く形で、釜山で2番目となる夜市「草梁イバグ夜市」がスタートしました。規模は大きくありませんが、ローカル色の強い、釜山ならではの温かみある夜市が楽しめます。

釜山で行くべき市場まとめ

釜山には、海産物の豊富な市場からローカルグルメが楽しめる夜市まで、個性豊かで魅力あふれる市場が数多く存在します。それぞれの市場には、長い歴史や地元の人々の暮らしが息づいており、観光地とはひと味違ったリアルな釜山を体験できる場所です。

市場ごとに特色があり、朝から活気あふれるところもあれば、夜にこそ真価を発揮するスポットもあります。グルメ好きな方にはもちろん、地域の文化や人とのふれあいを楽しみたい方にもぴったりのスポットばかりです。

是非この記事を参考に、釜山のお気に入り市場を見つけてみてください。