ソウル・市庁エリアでご飯を食べるなら？おすすめグルメ店6選！

韓国・ソウルを訪れたら、グルメ巡りは旅の大きな楽しみのひとつ。特に市庁（シチョン）エリアは、観光地へのアクセスが便利なだけでなく、地元の人々にも愛される名店が集まる美食スポットとして知られています。歴史ある定番料理から、地元民のソウルフードまで、バラエティ豊かな食の魅力が詰まったエリアです。

この記事では、そんな市庁エリアでぜひ立ち寄りたいおすすめグルメ店を厳選してご紹介します。どのお店も個性豊かで、一度は味わってみたい韓国料理ばかりです。是非お店選びの参考にしてみてください。

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市庁エリアとは？

ソウル市庁（シチョン）エリアは、韓国の政治・行政の中心地として知られ、ソウルの歴史と現代が融合する魅力的な街です。ソウル市庁舎を中心に、徳寿宮や清渓川（チョンゲチョン）といった観光スポットが徒歩圏内にあり、観光にもビジネスにも便利なロケーションとなっています。

また、明洞や南大門市場といったショッピングエリアにも近く、滞在中の移動がスムーズなのも大きな魅力です。地下鉄1号線と2号線が交差する交通の要所でもあるため、ソウル市内の他エリアへのアクセスも良好です。

そんな市庁エリアは、実は地元の人々に親しまれている飲食店が数多く集まる“隠れグルメエリア”でもあります。観光地化されすぎていない分、昔ながらの韓国料理や、地元の常連客で賑わう人気店が多く、旅行者にとっても本場の味に出会える絶好のスポットとなっています。

市庁エリアのおすすめグルメ店

長安参鶏湯

1971年創業の「長安参鶏湯」は、市庁エリアを代表する老舗の参鶏湯専門店です。平日のランチタイムには、近隣のオフィスで働く会社員たちで満席になるほどの人気を誇り、地元に根付いた存在であることが伺えます。堂々とした漢字の看板が目印で、3階建ての店内は1・2階がテーブル席、3階が座敷という造りになっており、友人同士の食事から大人数での利用まで幅広く対応できる雰囲気です。

看板メニューの参鶏湯には、生後30〜40日ほどの雄の若鶏「ウンチュ」を使用。もち米や高麗人参、なつめを一緒にじっくり煮込み、さらりとしたスープに仕上げています。脂肪分が少なく、ほどよい歯ごたえのあるウンチュの肉質は、淡白な中にも旨みが感じられ、スープとの相性も抜群。体にやさしく、食べ応えもある一杯は、地元の常連客から観光客まで幅広く支持されています。

韓国では参鶏湯は「栄養食」として親しまれ、特に夏の暑い時期にスタミナをつける料理として人気があります。旅行中に少し疲れを感じたときや、胃に優しい食事をとりたいときにもぴったり。熱々のスープをすすりながら、韓国の食文化に触れられるのも、このお店ならではの楽しみ方です。

ジョジョカルグクス 市庁店

大邱発祥の人気カルグクス専門店「ジョジョカルグクス」。2022年にソウルへ進出して以来、瞬く間に行列ができる話題のお店となりました。清潔感のある明るい店内は、観光客にも入りやすく、食事時には地元の人々と旅行者が一緒に席を埋め尽くすほどの賑わいを見せます。

看板メニューのカルグクスには、産地直送の新鮮なシオフキ貝がたっぷり。ふっくらと厚みのある身からは濃厚な旨みが溶け出し、スープに深みを与えています。アサリとはひと味違うコクのある味わいは、一度口にすると忘れられないほど。手打ちならではのもちもち麺が、その出汁をしっかりと絡め取り、最後の一口まで満足感を与えてくれます。

注文時には辛さを調整できるのも嬉しいポイント。「普通」でもやや辛めなので、辛いものが苦手な方は控えめにするのがおすすめです。
さらに、サイドメニューの海鮮チヂミは外はカリッと、中は具材がジューシーに仕上がっており、ビールやマッコリとの相性も抜群。麺料理と一緒に注文すれば、韓国らしい食卓をより堪能できます。

農民白岩スンデ 市庁店

「農民白岩スンデ 市庁店」は、1963年創業のスンデクッパ専門店で、江南に本店を構える老舗の2号店です。ここで味わえるのは「白岩（ペガム）スンデ」と呼ばれる特別なスンデ。ソウル郊外・龍仁の白岩面で知られるスタイルで、野菜をたっぷり使っているのが特徴です。一般的なスンデに比べて野菜の甘みが際立ち、柔らかくジューシーな味わいを楽しめます。

スンデクッパのスープはピリ辛で濃厚。スンデだけでなく豚肉も惜しみなく入っているため、ボリューム満点で食べ応えがあります。お店があるのは「北倉洞」と呼ばれる市庁周辺のオフィス街。平日のランチタイムには会社員たちで行列ができる人気ぶりです。入店の際は店頭のウェイティングボードに名前と人数を書き込んで待ちますが、回転が早いので比較的スムーズに席へ案内されます。

火砲食堂 市庁店

「火砲食堂 市庁店」は、韓国各地に展開する大人気焼肉チェーンで、毎日行列が絶えないことで有名です。市庁店はソウル市庁と南大門市場のちょうど中間に位置し、観光客にとってアクセスしやすい立地が魅力。初めてのソウル旅行でも立ち寄りやすい一軒です。

お店の看板メニューは、韓国産ブランド豚「韓豚（ハンドン）」を熟成させたお肉。中でも厚切りの首肉（モクサル）は、注文は2人前からとなっていますが、肉汁がしたたるジューシーさと、柔らかくも弾力のある食感で別格の美味しさを誇ります。定番の熟成サムギョプサルも同じく人気で、スタッフが丁寧に焼いてくれるので焼き加減の心配も不要です。

さらに4種類の調味料や、行者ニンニクの醤油漬け（ミョンイナムル）と一緒に味わえば、さまざまな組み合わせで最後まで飽きずに楽しめます。リーズナブルな価格設定と満足度の高いサービスで、地元の人から観光客まで幅広く支持される理由が納得できる名店です。

ヨンタバル 市庁店

「ヨンタバル」は、新鮮な牛ホルモンを炭火で香ばしく焼き上げることで知られる人気焼肉チェーンです。看板メニューの「特上ミノ」は、スタッフが一番おいしい状態に焼いてくれるので、ジョキジョキとした独特の食感と、脂肪が少なくあっさりとした味わいを安心して堪能できます。

もう一つの名物「韓牛テッチャン」は、香ばしい表面の下からジューシーな旨みがあふれ出し、噛むごとに濃厚な味わいが広がります。常連客の間では、ミノやテッチャンを楽しんだ後に注文する「ミノ入り炒めご飯」が定番のシメ。ホルモンの旨みがご飯全体に染み込み、最後まで満足感たっぷりです。

さらに、テーブルには5〜7品ほどの野菜中心のおかずが並び、ホルモンの濃厚な味を引き立ててくれます。市庁店は明洞や光化門からも近く、観光客にも足を運びやすい立地です。

満足五香チョッパル 市庁店

「満足五香チョッパル」は、ソウル三大チョッパルのひとつに数えられる名店で、芸能人や著名人も訪れる人気のお店です。日本ではIKKOさんが紹介したことでも知られ、多くの観光客が足を運ぶ評判の本店です。

最大の特徴は、一般的なアミの塩辛ではなく、酸味の効いた特製ニンニクダレで味わうスタイル。細切りキャベツと一緒に頬張れば、豚足のコクのある旨みに、さっぱりとした酸味とにんにくの香りが重なり、驚くほど食べやすく仕上がります。チョッパルは毎日新しく調理されたものを提供しており、テーブルに備え付けられた保温ヒーターのおかげで最後まで温かく楽しめるのも嬉しいポイントです。

お店は本館と別館に分かれていて、団体客でも利用しやすい広さがあります。さらに「ミシュランガイドソウル 2017〜2025」に連続掲載されていることからも、その実力は折り紙付き。市庁エリアを訪れるなら外せない一軒です。

市庁エリアグルメまとめ

市庁エリアは、観光やビジネスの中心地でありながら、地元の人々に愛されるグルメが集まる魅力的なスポットです。参鶏湯やカルグクスといった体にやさしい料理から、焼肉やホルモン、チョッパルまで、バリエーション豊かな名店が揃っています。

アクセスの良さも大きな魅力で、明洞や南大門市場、光化門といった観光名所からも歩いて行ける距離にあるため、旅行中の食事場所としてもぴったりです。
是非この記事を参考に、お気に入りのお店を見つけてみてくださいね。