韓国でチキンを食べるならここ！おすすめチェーン店まとめ

世界的に有名になりつつある韓国グルメといえばチキン。サクサクの衣とジューシーなお肉が魅力で、定番のフライドチキンのほか、甘辛いヤンニョムのタレを絡ませた韓国ならではのチキンも人気があります。

今回は「韓国で本場のチキンを食べたい！」という方に向けて、現地で人気のおすすめチキンチェーン店をご紹介していきます。お店ごとの特徴とおすすめメニューについてまとめたので、是非お店選びの参考にしてみてくださいね。

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韓国のチキン文化とは？

チキンは韓国の食文化に深く根付いた存在。友達や家族との集まり、スポーツ観戦などの場でもよく食べられるグルメです。食事としてはもちろん夜食としても人気。子供から大人まで世代関係なく愛される国民的グルメとなっています。

デリバリーグルメの定番といえばチキン

韓国でチキンがこれほど人気を集める理由の一つに、デリバリー文化の発達があります。韓国では「ペダル」と呼ばれる宅配サービスが非常に普及しており、チキンを頼めば、熱々の状態で自宅まで素早く届けてくれるのが一般的です。驚くことに、デリバリーは自宅に限らず、漢江（ハンガン）のような公園や屋外のスポットでも可能で、外で友人や家族とチキンを楽しむことができます。

さらに、韓国ではほとんどのチキンチェーン店でテイクアウトも対応しており、「ポジャンヘジュセヨ（＝包んでください）」と言えば簡単に持ち帰りが可能です。店内で食べきれない場合や、自宅でゆっくり食べたい時にもこのフレーズを使えば、余ったチキンをおいしく持ち帰ることができます。

韓国チキンの種類

韓国のチキンはフライドチキンのほか、甘辛いタレを絡めた「ヤンニョムチキン」、醤油ソースの「カンジャンチキン」、ニンニク風味の「マヌルチキン」、ネギをたっぷり乗せた「パダッチキン」などがあります。その他にもチキン店ではオリジナルのメニューも続々と開発されており、お店ごとに看板メニューがあります。

また、フライドチキンが韓国で普及する前に食べられていた昔ながらのチキンに「トンタッ」というチキン料理もあります。鶏を丸ごとじっくり焼き上げており、中にはお米が詰めてあるのが特徴です。すでに味はついていますが、マスタードソースや塩をつけて食べても絶品。専門店があるほか、屋台でも販売されており、韓国では専用トラックで売られている光景を各地で見ることができます。

チキン×ビール＝チメク

「チキンにビール」という組み合わせは、韓国で絶大な人気を誇る黄金コンビです。韓国では、チキン（치킨）とビール（맥주／メッチュ）を掛け合わせ「チメク」とも呼ばれています。特に夏の夜には、冷えたビールとカリカリのチキンを片手に楽しむのが最高の贅沢。友人とスポーツ観戦をしながら盛り上がったり、屋外のテラス席や屋台でのんびりと楽しんだりと、さまざまなシチュエーションでチメクは欠かせません。

中でも人気なのが、漢江（ハンガン）市民公園でのチメクピクニックです。広大な河川敷にシートを広げ、心地よい風に吹かれながらチキンとビールを楽しむ光景は、韓国の夏を象徴する風物詩ともいえるでしょう。こうしたカジュアルで楽しいスタイルが、韓国のチキン文化をさらに盛り上げ、チメクは一つの食のスタイルとして定着しています。

韓国のおすすめチキンチェーン店

韓国にはそこらじゅうにチキン店があります。チキン専門のチェーン店も数えきれないほどたくさんあるのですが、ここからは韓国現地で特に人気があるチキンチェーン店をピックアップして詳しくご紹介していきます。

KyoChon Chicken(キョチョンチキン)

韓国全国に店舗を展開し、食の安全と品質にこだわることで多くのファンを獲得している人気チェーン店「KyoChon Chicken(キョチョンチキン)」。韓国産の厳選された材料を使用し、無添加・化学調味料不使用を徹底しているため、安心して美味しいチキンを楽しむことができます。注文が入ってからチキンを二度揚げする調理法で、よりサクサク感のある食感が楽しめます。

中でも人気なのが、「ハニーオリジナル」チキンです。甘いハニーソースと香ばしいニンニクの風味が特徴。このハニーソースには、アカシアはちみつが使用されており、クセが少なく、血糖値の上昇を抑える効果もあると言われています。甘さと香ばしさのバランスが絶妙で、一度食べたら忘れられない味として多くの人に愛されています。

bhc(ビーエイチシー)チキン

「bhc（ビーエイチシー）チキン」はメニューの豊富さが魅力のフライドチキンチェーン。定番のフライドチキンや甘辛いヤンニョムチキンはもちろん、bhcならではの独自メニューが数多く揃っており、飽きることなく楽しめます。

特に人気なのが「プリンクルチキン」。サクサクのフライドチキンに、たっぷりのチーズパウダーが振りかけられており、濃厚な味わいが特徴です。甘さと塩気が絶妙に調和したプリンクルは、子供から大人まで幅広い層に愛されています。また、bhcではサイドメニューも豊富で、フライドポテトやチーズボールといった、チキンと相性抜群の一品が揃っています。

BBQ(ビービーキュー)チキン

韓国国内で最も多くの店舗を展開しているのが「BBQ（ビービーキュー）チキン」です。ドラマ「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」や「愛の不時着」といった人気韓国ドラマにも登場し、ドラマを観てBBQチキンが食べたくなったという方も多いそう。ドラマによる知名度拡大もあり、さらに国内外でブランド力を高めているフライドチキンチェーンです。

BBQチキンの人気メニューといえば、「黄金オリーブチキン」。エキストラバージンオリーブオイルで揚げるという独自の調理法が特徴で、サクサク感が際立ちながらも、ヘルシーさを意識した軽い仕上がりになるため、健康志向の人にも人気があります。

60鶏(ユッシッケ)チキン

毎日使用する油を徹底管理し、1缶（18リットル）の油でチキン60羽分のみを販売するという品質へのこだわりで知られる「60鶏（ユッシッケ）チキン」。この厳格な基準により、常に新鮮で美味しいチキンを提供しているのが特徴です。

定番のフライドチキンに加え、ガーリック味やおこげ醤油味といった多彩なフレーバーも人気を集めており、どれも香ばしくクセになる味わいが楽しめます。特に「クククチキン」は、BTSのメンバー、ジョングクがライブ配信中に食べていたことで一気に注目を集め、ファンの間で話題になりました。それ以来、注文が急増し人気メニューの一つとなっています。

PURADAK(プラダッ)チキン

「チキンは料理」というスローガンを掲げる「PURADAK（プラダッ）チキン」。フライドチキンとオーブン焼きチキンを組み合わせた「オーブンフライドチキン」で注目を集める急成長中のチェーンです。その高級感のあるイメージを打ち出した広告戦略が成功し、ここ数年で韓国全土に急速に広がっています。

PURADAKのチキンは、外はカリッとした衣で、サクサク感が際立つ一方、中は脂っこすぎず、しっとりとした食感を保っているのが特徴です。看板メニューであるブラックアーリオチキンは真っ黒なビジュアルが印象的。ニンニク醤油のオリエンタルな風味で病みつきになる味付けとなっています。

goodne（クムネ）チキン

油を使わずにオーブンで焼き上げたチキンがウリの「goodne（クムネ）チキン」。揚げていないチキンですが、皮はカリッと、中身はジューシーなのが特徴です。フライドチキンと比べるとヘルシーなので罪悪感なく食べられるのが嬉しいポイント。あっさりとした味わいで油っぽくないのが魅力です。

「goodne（クムネ）チキン」の看板メニューであるコチュパササはピリ辛唐辛子のチキン。”一度も食べたことがない人はいても、一度だけ食べたことのある人はいない”というユニークなキャッチフレーズでおなじみで、その中毒性の高さが特徴です。

OPPA DAK（オッパダッ）

「OPPA DAK（オッパダッ）」は、店名が示す通り「オーブンに落ちた鶏（オブンネ・パジン・タッ）」という意味で、全てのチキンをオーブンで焼き上げるのが最大の特徴です。油で揚げずに調理することで、余分な脂肪を落とし、ヘルシーかつ軽い食感に仕上げられています。そのため冷めても美味しさをキープできると評判です。

OPPA DAKは、ヘルシー志向のチキン好きにはもちろん、幅広い年齢層に人気があります。さらに、常に新しいメニューを開発し続けているため、定番メニューだけでなく、斬新でバラエティ豊かな味わいも楽しめるのが魅力です。健康に気を使いながら、しっかりとした味わいを求める人にぴったりのチキンチェーンです。

MOM＇s TOUCH(マムスタッチ)

「MOM’S TOUCH（マムスタッチ）」は、韓国全国に展開する人気のファーストフードチェーン店。チキンバーガーをはじめ、韓国チキンのメニューも豊富に揃っており、専門店に行かずとも美味しいチキンを楽しむことができます。

全てのメニューが注文を受けてから調理されるため、出来たてアツアツのチキンを味わえるのが大きな魅力。チキンは肉厚でジューシー、しかも油っぽさが少ないため、軽やかな食感で食べやすいのが魅力です。忙しい日でも、手軽に質の高いチキン料理を楽しめるとして、多くの人々に愛されているファーストフードチェーンです。