韓国の気候は？おすすめの服装を季節ごとに徹底解説！

韓国旅行を計画中の皆さんの中には、旅行中の服装についてお悩みの方も多いですよね。韓国は日本と同じく四季がありますが、地域や季節によって気温や天候に違いもあります。より快適に旅行を楽しむためには適切な服装選びが重要です。

そこで本記事では、韓国の気候を四季ごとに詳しく解説するとともに、季節ごとのおすすめの服装についてご紹介します。

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韓国の四季と日本の違い

韓国には日本と同様に春、夏、秋、冬の四季があります。しかし、同じ四季でも、気温や気候にはいくつかの違いがあります。季節ごとの気候の特徴と違いについて詳しくみていきましょう。

春（3〜5月）

韓国の春は3月から5月まで続き、日本と同様に桜やさまざまな花が咲き誇る、美しい季節です。

韓国の春は空気が乾燥しており、雨の日が少ないのが特徴です。3月の初旬はまだ寒さが残り、最低気温が0度近くになることもありますが、4月になると一気に気温が上がり、日中は15〜20度ほどになることも。5月に入ると日差しが強くなり、昼間は少し汗ばむほどの暖かさを感じます。しかし、朝晩は冷える日も多く、寒暖差には注意が必要です。

夏（6〜8月）

韓国の夏は6月から8月まで続き、日本と同じく暑さがピークを迎える季節です。韓国の夏は非常に暑く、日中の気温が30度を超えることが多いです。特に7月と8月は猛暑日が続き、首都ソウルでは35度近くに達する日も珍しくありません。また、夏の初めには梅雨（韓国では「チャンマ」と呼ばれる雨季）がありますが、日本と比べると湿気は少なく、雨の期間も比較的短いのが特徴です。梅雨が明けるとカラッとした暑さがやってきます。

秋（9〜11月）

韓国の秋は9月から11月まで続き、1年の中でも最も快適な季節といわれています。涼しく澄んだ空気と美しい紅葉が楽しめるこの季節は、観光にも絶好の時期です。

韓国の秋は9月初旬からまだ夏の暑さが残りますが、9月中旬を過ぎると一気に涼しくなり始めます。10月になると日中の気温は20度前後に落ち着き、朝晩は15度以下になることもあります。そして11月になると、さらに気温が下がり、冬の訪れを感じさせる寒さがやってきます。このように、秋は気候の変化が早く、寒暖差が大きいことが特徴です。

冬（12〜2月）

韓国の冬は12月から2月まで続き、日本よりも厳しい寒さが特徴の季節です。特に首都ソウルを含む内陸部では、気温がマイナス10度以下になることも珍しくありません。

韓国の冬は、寒波の影響を強く受けるため、とても冷え込みます。12月になると最低気温が氷点下となり、1月には最も寒い時期を迎えます。この頃のソウルでは平均最低気温がマイナス5度前後、日中でも0度を少し上回る程度の日が多くなります。また、冬の韓国は乾燥しているのが特徴で、雪が降る日もあるものの、日本のように湿った空気ではなく、ピリッとした乾燥した寒さを感じます。

ソウル以外の地域の気候は？

韓国の気候は、地域によって特徴が異なります。ソウルが内陸性気候であるのに対し、沿岸部や南部、山間部では異なる気象条件が影響し、それぞれ特有の気候を形成しています。旅行先の地域ごとの気候を理解しておくことで、より快適な旅行を計画することができます。釜山、済州島、江原道、全羅南道、大邱の気候の特徴について詳しくご紹介します。

釜山の気候

韓国南部に位置する釜山は、海に面した都市で、冬でもソウルよりも温暖な気候が特徴です。冬場の平均気温は0度から5度程度と冷え込みは少なく、雪もほとんど降りません。一方、夏は湿度が高く、蒸し暑い日が続きます。釜山では一年を通じて海風が吹くため、季節を問わず薄手の羽織りものを持参すると安心です。

済州島の気候

済州島は韓国の南端に位置し、亜熱帯気候に属します。そのため、冬でも気温が5度前後と比較的温暖で、雪が降ることは極めて稀です。一方で、夏は蒸し暑く、雨が多いのが特徴です。済州島では特に風が強いため、防風対策も考慮した服装を用意すると良いでしょう。

江原道の気候

江原道は韓国北東部に位置し、山岳地帯が広がる地域です。このエリアは特に冬の寒さが厳しく、雪が多いことでも有名です。最低気温がマイナス15度を下回ることもあり、スキーやスノーボードといったウィンタースポーツを楽しむ観光客で賑わいます。一方、夏は涼しく、避暑地としても人気があります。山間部に行く際は、天候が変わりやすいため、防寒具や雨具を忘れずに持参しましょう。

全羅南道の気候

全羅南道は韓国南西部に位置し、四季を通じて温暖な気候が特徴です。ただし、夏は高温多湿で雨が多い時期が続きます。春と秋は過ごしやすい気温で、農業が盛んな地域ならではの豊かな自然や旬の食材を楽しむのに最適です。薄手の服と季節に合わせた軽い羽織りものを準備しましょう。

大邱の気候

内陸部にある大邱は、韓国でも特に暑い地域として知られています。夏には気温が35度を超えることもあり、蒸し暑さが際立ちます。一方で、冬は乾燥しており、朝晩の冷え込みが厳しいです。水分補給や保湿対策を忘れずに、夏は通気性の良い服、冬は防寒具を用意すると良いでしょう。

韓国の季節ごとの服装選びガイド

季節ごとに適した服装を選ぶことで、より韓国旅行を快適に楽しむことができます。ここからは季節ごとの服装選びのポイントについて詳しくご紹介していきます。

春（3〜5月）

3月の初旬はまだ冬の名残があり、朝晩は0度前後と冷え込む日もあります。そのため、厚手のアウターやダウンジャケットが必要です。4月に入ると徐々に気温が上がり、日中は15〜20度ほどになるため、軽いジャケットやトレンチコートが活躍します。5月はさらに暖かくなり、日中は20度を超える日も多いため、カーディガンや薄手のシャツで十分です。ただし、朝晩の冷え込みには注意が必要です。

韓国の春は、1日の中で寒暖差が大きいため、重ね着を意識したスタイルが最適です。インナーには薄手の長袖シャツなどを選び、上にニットやカーディガンを重ねることで、気温に合わせて調節できます。また、ボトムスはデニムやチノパンなど、動きやすく適度な防寒性があるものが便利です。

春の韓国は乾燥した空気が特徴的。また、黄砂や微細粉塵（PM2.5）が飛来する日があるため、マスクやサングラスも持参するのがおすすめです。

夏（6〜8月）

6月は梅雨の影響で雨が多い日があり、湿度が高くなります。この時期は折り畳み傘を携帯しておくと安心です。7月から8月にかけては気温が30度を超える日が続き、湿度も高いため、通気性の良い素材の服がおすすめです。リネンやコットン素材のTシャツ、ノースリーブトップス、ワイドパンツ、ショートパンツなど、風通しの良い服装が快適です。

韓国の夏は冷房が強く効いている施設が多いため、外出時には薄手のアウターを持参すると便利です。特にカフェやショッピングモール、地下鉄の車内では冷房が強すぎることもあるので、肩や腕をカバーできるアイテムが役立ちます。

また、強い日差しを遮るために帽子やサングラスを用意するのもおすすめです。歩きやすいサンダルやスニーカーも、観光やショッピングで快適に過ごすために欠かせません。

秋（9〜11月）

9月初旬はまだ夏の暑さが残る日があるため、薄手のシャツにショートパンツなど軽やかな服装が適しています。しかし、中旬以降は朝晩が涼しくなり、薄手のジャケットやカーディガンが必要になります。10月に入るとさらに気温が下がり、日中は15〜20度前後、朝晩は10度以下になることもあります。この時期はレザージャケットや薄手のコートなどが活躍します。11月には一気に冬に近い寒さを感じるようになり、厚手のコートやニットが必要になります。

秋は気温の変化が大きいため重ね着が便利です。インナーには薄手のシャツやセーターを選び、気温に応じてジャケットやパーカーを重ねることで、快適さをキープできます。

韓国の秋ファッションでは、小物を上手に取り入れることで、季節感とトレンド感をプラスできます。スカーフやストール、ハットなどは防寒にも役立ちながら、おしゃれを格上げしてくれます。また、歩きやすいスニーカーやブーツも、紅葉スポットを巡る際におすすめです。

冬（12〜2月）

韓国の冬は12月初旬から本格的な寒さが始まり、1月から2月は最も寒い時期です。日中でも気温が0度を下回る日が多く、朝晩はマイナス10度近くになることもあります。そのため、厚手のダウンジャケットやコートが必須です。インナーにはヒートテックやフリース素材のアイテムを選び、保温性を高める工夫をしましょう。

耳あてやマフラー、手袋などの小物は、防寒対策に欠かせないアイテムです。特に耳や首元をしっかり温めることで、体感温度が大きく変わります。さらに、風を通しにくい帽子や、厚手の靴下を履くと、足元からの冷えを防げます。滑りにくい靴やブーツも選ぶと、雪や凍結した道でも安全に歩けます。

韓国の冬は屋外と屋内で温度差が大きいため、重ね着を活用するのがおすすめです。インナーには薄手で保温性の高い素材を、ミドルレイヤーにはニットやスウェットを重ねて、外ではダウンやコートでしっかり保温するスタイルが快適です。

韓国の気候まとめ

韓国の気候は四季ごとに大きく変化し、それぞれの季節ならではの魅力があります。一方で、寒暖差や乾燥、強い日差しなど、日本とは異なる気候の特徴を理解し、適切な服装を選ぶことが、旅行を快適に過ごすポイントとなります。この記事を参考にして、季節や地域ごとの気候を踏まえた服装をしっかり準備し、韓国旅行を存分に楽しんでみてくださいね。