お土産も日用品もここで揃う！韓国の大型マート完全ガイド

韓国旅行で欠かせない楽しみといえば、ショッピング。特に「大型マート」は、お土産選びから日用品のまとめ買いまで、一度に楽しめる便利なスポットです。広々とした店内には、地元の人たちが愛用する商品や、旅行者に人気のアイテムがずらり。観光地とはまた違った、リアルな韓国の日常を体感できるのも魅力のひとつです。本記事では、韓国を訪れたらぜひ立ち寄りたい大型マートについて、人気店舗や免税情報、注意したいポイントまで、徹底的にご紹介します！

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韓国の「大型マート」の魅力とは？

食料品から生活用品まで、あらゆるアイテムが一カ所で手に入る大型スーパー。韓国ではこれらを「マート」と呼び、買い物のしやすさや豊富な品揃えが大きな魅力となっています。広々としたフロアには新鮮な食品、家庭用品、衣類、電化製品までずらりと並び、まるでショッピングモールのような楽しさが味わえます。大量仕入れによる低価格も特徴のひとつで、地元の人々の日常生活を支える欠かせない存在です。

店舗によって多少の違いはありますが、主な取扱商品は食料品、日用雑貨、生活用品、衣類、家電など。また、フードコートやレストラン、コーヒーショップ、美容室、カルチャーセンターなどの施設を併設している大型マートも少なくありません。買い物だけでなく、食事やリフレッシュ、学びの場としても楽しむことができます。

食料品フロアは早朝から深夜まで営業している店舗が多く、時間を気にせず利用できるのも大きな利点です。店舗面積の広さを生かし、水やインスタントラーメンなどは箱売りも行われており、週末にはまとめ買いをする地元客で一日中にぎわっています。

観光客にとっても、大型マートは魅力的なスポット。食料品を中心にお得なお土産をまとめて購入できるほか、現地の人々のリアルな生活に触れられるのも嬉しいポイントです。旅行中に必要な日用品の調達にも便利で、韓国ならではの暮らしを感じながら、楽しくショッピングが楽しめます。

韓国を代表する大型マート

韓国の大型マートといえば、ロッテマート、eマート、ホームプラスの三つが代表格。これらは「韓国三大マート」とも呼ばれ、多くの人々に親しまれています。それぞれのマートの特徴と、旅行で立ち寄りやすいおすすめ店舗をご紹介します。

ロッテマート

日本ではお菓子メーカーとして知られるロッテですが、韓国ロッテは、製菓・食品だけでなく、百貨店や免税店、スーパーなどの流通業、さらにホテルや遊園地をはじめとする観光業、化学、建設、物産など多岐にわたる事業を手がける巨大財閥グループとして知られています。

そんなロッテグループの流通部門を代表する存在のひとつが「ロッテマート」です。ロッテ百貨店、ロッテ免税店、ロッテアウトレットと並び、日常的な買い物を支える大型マートとして、韓国全国に100店舗以上を展開しています。広い店内には、食品、日用品、衣料品、家電製品まで豊富に取り揃えられており、地元の人々だけでなく観光客にも定番のショッピングスポットとなっています。

おすすめ店舗

ソウル駅店は、韓国の交通の中心であるソウル駅直結の店舗。明洞や南大門といった人気観光エリアから最もアクセスしやすく、旅行者にとって非常に便利な立地にあります。

2023年9月には、ロッテマートの未来型店舗「ZETTAPLEX（ゼッタプレックス）」としてリニューアルオープン。「ZETTA」は10垓（10の21乗）という巨大な数を表し、「PLEX」は空間を意味する言葉と組み合わせた造語で、無限の可能性を秘めたプレミアム・マートを目指しています。最新技術を取り入れた売り場や、より洗練されたショッピング空間が魅力です。

さらに、「ソウル駅店」では国際宅配サービスも提供しており、購入した商品をその場で日本の自宅へ配送することが可能です。重たい荷物を持ち歩くことなく、身軽に観光ができるのも嬉しいポイントです。

eマート

「eマート」は、「新世界百貨店」などを展開する「新世界（シンセゲ）グループ」が手がける大型マート。1993年にオープンした１号店を皮切りに、規模の大きさ、手頃な価格設定、そして豊富な品揃えが評判を呼び、今では韓国全国に多数の店舗を展開しています。

eマートの魅力のひとつが、自社オリジナルブランド「NoBrand（ノーブランド）」の商品ラインナップです。韓国海苔やふりかけ海苔、インスタントラーメン、伝統茶など、韓国らしい食品はもちろん、クッキーやポテトチップスといったスナック類も充実。手頃な価格と高いクオリティで、韓国土産としても人気を集めています。

おすすめ店舗

龍山店は、KTXをはじめとするさまざまな路線が乗り入れる巨大ターミナル駅「龍山駅」の駅ビル内、地下1階と地下2階にある店舗。龍山駅の改札口は3階にあるため、改札を出たらショッピングモールの地下階へ降りていくとすぐにマートに繋がっています。

ソウル駅や明洞駅からもアクセスしやすく、さらに京義・中央線を利用すれば弘大（ホンデ）方面からの移動もスムーズです。立地の良さから外国人観光客にも人気が高く、旅行中に立ち寄るのにも非常に便利な店舗です。

ホームプラス

「ホームプラス」は韓国第2位のディスカウントストアブランドとして知られる大型マート。もともとは韓国のサムスングループと、イギリスの大手小売企業テスコが共同運営していましたが、2011年7月にサムスン物産が保有株式をテスコに売却し、サムスングループから分離。その後、2015年10月にはテスコが保有株式を韓国の投資ファンドMBKパートナーズに売却し、再び韓国資本のもと運営されています。

お手頃な価格と豊富な品揃えが大きな魅力。独自のオリジナルブランドを導入し、より安い価格での商品提供を目指しています。

おすすめ店舗

東大門店は、広々とした通路が特徴で、カートを押しながらでもスムーズに買い物ができる快適な売り場づくりが魅力。アクセスも非常に便利で、地下鉄2号線の「龍頭駅」からは地下1階で直結しており、雨の日でも濡れることなくスムーズに移動できます。また、地下鉄1号線の「祭基駅」からも徒歩圏内で、複数路線を利用して訪れることができます。

こちらの店舗は2018年8月末に「倉庫型マート」へとリニューアル。以前よりもさらにお得な商品やまとめ買い向きの商品が充実しています。

大型マートでは免税もできる！

韓国の大型マートでは、旅行者向けにタックスリファンド（税金還付）を受けることができます。加盟店で1万5,000ウォン以上の買い物をした場合、付加価値税（VAT）の還付対象となり、お得にショッピングを楽しめます。

上記でご紹介した「韓国三大マート」、ロッテマート、eマート、ホームプラスの多くの店舗では、「即時還付制度」を利用することが可能です。

これは、購入時にその場でキャッシュバックが受けられる仕組みで、空港での手続き不要ですぐに還付を受け取れるため、手間がかからず便利です。

ただし、「即時還付制度」に対応していない店舗や、購入金額が20万ウォンを超える場合は、「事後免税制度」の対象となります。この場合、店内の案内デスクなどでリファンド手続きを行った上で、出国時に空港で購入した商品を未開封の状態で提示する必要があります。「事後免税制度」の場合は空港で還付手続きを忘れないように注意しましょう。

大型マートの定休日はいつ？

これまで韓国の大型マートは、主に月2回、第2・第4日曜日に休業することが義務付けられていました。これは、中小商店や伝統市場を保護し、地域経済の活性化を目的とした政策によるものです。

しかし、2024年1月に韓国政府はこの公休日義務休業規制の廃止を決定しました。それに伴い、各店舗では休業日を日曜日から平日に変更する動きが始まっています。ただし、すべての店舗が一斉にルールを変更しているわけではないため、訪問予定の店舗が営業しているかどうか、事前に公式サイトや店舗情報をチェックすることをおすすめします。

韓国の大型マートまとめ

韓国の「大型マート」は、お土産選びから日用品の購入まで、一度に楽しめる便利なスポットです。ロッテマート、eマート、ホームプラスは「韓国三大マート」と呼ばれ、特に人気があるマートとなっています。品揃いが非常に豊富で、韓国定番の商品はほぼ揃っているので、ショッピングを楽しみたいという方は是非これらのマートをチェックしてみてください。

また、大型マートは免税制度を活用すれば、さらにお得に買い物ができるのも嬉しいポイント。即時還付制度に対応している店舗もあり、その場で還付が受けられる場合もあります。

是非次回の韓国旅行では、大型マートを上手に活用して、韓国ならではのショッピング体験を思う存分楽しんでみてくださいね。