韓国旅行で絶対やりたい！漢江（ハンガン）の楽しみ方5選

韓国旅行に行くなら、グルメやショッピングだけで終わらせるのはもったいない！首都ソウルを流れる漢江（ハンガン）は、地元の人たちにとって憩いの場であり、観光客にも人気のスポットです。広大な川沿いには公園が整備され、昼も夜もさまざまなアクティビティを楽しむことができます。この記事では、韓国旅行で絶対に体験したい、漢江ならではの楽しみ方を5つご紹介します。旅のスケジュールにぜひ組み込んで、ちょっと特別な思い出を作ってみましょう。

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漢江（ハンガン）とは？

漢江（ハンガン）は、韓国の首都ソウルを東西に横切るように流れる大きな川で、全長はおよそ500キロメートルにもおよびます。ソウル市民にとっては身近な存在であり、週末にはピクニックやジョギング、サイクリングなどを楽しむ人々でにぎわいます。

川沿いには「漢江公園」と呼ばれる複数の公園が整備されており、夜には美しい夜景やライトアップを楽しむこともできます。旅行者にとっても、ソウルの街の喧騒を少し離れて、地元の人たちの暮らしに触れることができる特別なスポットです。

観光地としての派手さはないかもしれませんが、そのぶん素の韓国を感じられるのが漢江の魅力。自然と都市が調和した場所で、のんびりとしたひとときを過ごすことができます。

漢江（ハンガン）を楽しめるおすすめの公園は？

漢江には全部で11か所の公園が設置されています。代表的なのが「汝矣島（ヨイド）漢江公園」。漢江遊覧船の乗り場があり、春には桜、夏には花火大会など季節ごとのイベントが多く開催される公園です。地下鉄5号線・汝矣ナル駅の3番出口を出てすぐの場所にあり、アクセスの良さも魅力です。

下記でも詳しくご紹介しますが、噴水ショーを楽しむなら「盤浦（バンポ）漢江公園」がおすすめ。夜になると幻想的な光と水の演出を観ることができます。

また、「トゥッソム漢江公園」では、イベント時にドローンショーが行われることもあり、エンタメ性の高い公園として注目を集めています。こちらの公園はホットエリア・聖水（ソンス）からも近いので、ショッピングやカフェ巡りを楽しんだあとに立ち寄るのにもぴったりです。

観光地のにぎわいから少し離れてのんびり過ごしたい方には、「望遠（マンウォン）漢江公園」がおすすめ。弘大エリアにありながら比較的観光客には知られておらず、特に平日は静かで落ち着いた雰囲気の中、漢江の景色をゆっくりと楽しむことができます。

漢江（ハンガン）の楽しみ方

ラーメンを食べよう！

漢江にあるコンビニの近くには、誰でも手軽に袋ラーメンを調理できる専用の機械が設置されています。使い方はとても簡単で、専用のカップに麺とかやくを入れ、スイッチを押すだけ。コンビニではラーメン用の生卵も売っているので、卵をトッピングするのもおすすめです。

調理機にはタイマーがついており、設定時間が来ると自動で電源が切れる仕組みになっているので安心です。調理時間はおよそ4分。できあがったラーメンを持って、川沿いのベンチに腰かけ、漢江のゆるやかな流れを眺めながら味わうラーメンは格別の美味しさ。インスタントラーメンも、外の空気とロケーションのおかげで驚くほど特別な一杯になります。

”漢江ラーメ”を楽しむなら汝矣島（ヨイド）公園内の「セブンイレブン汝矣島漢江２号店」が駅から最もアクセスしやすく便利。漢江遊覧船乗り場にもコンビニCUがあります。また、望遠漢江公園の「emart24 漢江望遠地区店」は、水上スターバックスの建物内にあり、ベンチの数も多めでゆったり過ごせる穴場的スポットです。

ラーメンの種類もバラエティ豊か。世界中で親しまれている定番の「辛ラーメン」、海鮮だしが効いた「ノグリ」、刺激的な辛さがクセになる「プルダックポックム麺」、甘辛のタレが美味しいインスタントジャージャー麺「チャパゲッティ」など、韓国ならではの人気商品が並びます。新商品も頻繁に登場しているので、まだ見ぬ一杯との出会いを楽しむのも旅の醍醐味です。

チキンを注文しよう！

韓国といえば、やっぱりフライドチキン。ジューシーで香ばしく、種類も豊富な韓国のチキンは、現地で一度は味わっておきたいグルメのひとつです。中でもおすすめなのが、漢江の川辺で風を感じながら食べる「出前チキン」。天気の良い日にレジャーシートを広げて、のんびりとくつろぎながら食べるチキンは、お店で食べるよりも何倍もおいしく感じられます。

チキンの出前スポットとして特におすすめなのが「汝矣島漢江公園」です。最寄りの地下鉄5号線・汝矣ナル駅3番出口を出ると、チキンチェーン店のスタッフがビラを配っているので、メニューを見ながら好みのチキンを選んで注文することができます。注文は基本的に電話で行いますが、韓国語に不安がある場合は、ビラを配っているスタッフに代わりにお願いすることも可能です。

注文後は、漢江公園内に設けられた「出前ゾーン（배달존・ペダルゾーン）」で商品を受け取ります。公園内には3か所あり、それぞれ「배달존1」などと大きく表示されています。注文の際には、どの出前ゾーンが近いかを確認してお店に伝えておくと、スムーズに受け取ることができます。

テイクアウトで楽しみたい方には、汝矣ナル駅3番出口の目の前にある「トレオレチキン」もおすすめ。持ち帰りはもちろん、店内のテラス席でそのまま食べることもでき、生ビールの販売もあるので、ちょっとしたビアガーデン気分で楽しめます。

そして、漢江チキンと切っても切れないのが「ビール」。韓国ではチキンとビールの組み合わせを「チメク（チキン＋メクジュ＝ビール）」と呼び、国民的な楽しみ方となっています。ビールは公園内のコンビニでも手に入るので、チキンの到着を待ちながら先に調達しておくのもおすすめです。

サイクリングをしよう！

漢江の景色を楽しみながら、アクティブに過ごしたい方にぴったりなのがサイクリングです。川沿いには整備されたサイクリングロードが広がっていて、風を感じながらのびのびと走ることができます。観光の合間にちょっと体を動かしたいときにもおすすめです。

仙遊島（ソニュド）公園を除く11カ所の漢江公園では、レンタサイクルサービスが利用可能です。大人用・子供用の普通自転車はもちろん、友達同士やカップルで楽しめる二人乗り自転車も用意されています。公園内にあるレンタサイクル受付所で、パスポートや外国人登録証などの身分証を預けて料金を支払えば、あとは好きな自転車を選ぶだけ。予約は不要なので、思い立ったらすぐに利用できるのも魅力です。

また、最近ではソウル市のシェアサイクルサービス「タルンイ」も観光客の間で人気を集めています。専用のアプリを使って簡単に借りられ、指定のステーションであればどこでも返却可能。料金も1時間1,000ウォンからとリーズナブルで、気軽に使えるのがうれしいポイントです。「タルンイ」を利用する場合は事前にアプリをダウンロードしておくと、スムーズにレンタルできます。アプリは日本語表記OKで、決済はクレジットカードで行うことができます。

噴水ショーを見よう！

漢江の夜を彩る人気イベントといえば、「盤浦漢江公園」の噴水ショーです。盤浦大橋から流れ落ちるこの噴水は、世界最長の橋の噴水としてギネスブックにも登録されています。

ショーは毎日決まった時間に開催され、約20分間にわたって音楽に合わせて水と光が踊ります。別名「レインボー噴水」と呼ばれる通り、暗闇に浮かび上がる七色のライトと水しぶきが幻想的な世界を演出。思わず時間を忘れて見入ってしまうような美しさです。

おすすめのビューポイントは、公園内の「月光広場」や「水辺舞台」。どちらも橋のすぐそばにあり、間近で迫力ある噴水を楽しめます。また、橋の下を通る「潜水橋（チャムスギョ）」の車道脇の歩道からは、噴水の裏側を見ることができるちょっと穴場の観賞スポット。水のカーテンの裏にいるような不思議な体験ができます。

なお、噴水ショーは冬季や天候、設備点検などの理由で一時的に運転を休止することもあります。訪問前に公式サイトやSNSで最新の運転状況をチェックしておくと安心です。

遊覧船に乗ろう！

漢江遊覧船は、川の上からソウルの街並みをゆったりと楽しめる人気のアクティビティです。喧騒から少し離れて、風に吹かれながら水面からの景色を楽しむ時間は、観光にちょっと疲れたときの気分転換にもぴったりです。

乗り場は主に汝矣島漢江公園にあり、アクセスもしやすく便利です。さらに、蚕室（チャムシル）漢江公園からは春から秋の週末限定で運航する便もあります。どちらの乗り場からでも、ソウルのランドマークや橋のライトアップ、自然の風景など、陸上とはひと味違う風景を楽しめます。

コースは複数あり、所要時間は約40分から70分程度。昼間ののどかな景色、夕暮れ時の幻想的なサンセット、そして夜にはきらめく夜景と、乗る時間帯によって異なる表情のソウルを堪能できます。特に夜のクルーズでは、船内で生演奏のライブ音楽が楽しめる便もあり、まるで優雅なディナーショーのような雰囲気を味わえるのが魅力です。

漢江（ハンガン）の楽しみ方まとめ

漢江はソウルの人々の暮らしと密接に結びついた魅力あふれるスポットです。ラーメンやチキンをピクニックしながら楽しむのもよし、サイクリングや遊覧船などのアクティビティをするのもよし、漢江ならではの噴水ショーを観るのもよし。都会の中心にいながら、自然やリラックスした時間を感じられる漢江は、観光の合間にほっと一息つくのにもぴったり。今回ご紹介した5つの楽しみ方をヒントに、あなたらしい過ごし方を見つけて、韓国旅行をさらに思い出深いものにしてみてください。