カロスキルで一人ご飯するならここ！美味しいグルメ店まとめ

韓国・ソウルの中でも、おしゃれな雰囲気が漂うカロスキル。カフェやファッションショップが立ち並び、散策するだけでも楽しいこのエリアですが、実は一人でも気軽に楽しめるグルメスポットがたくさんあるのをご存知ですか。

今回は「一人旅だけど、美味しい韓国料理が食べたい」「自分のペースでゆったりご飯を楽しみたい」という方におすすめなカロスキルの一人ご飯OKなグルメ店をご紹介します。お店ごとの特徴と魅力をまとめたので是非参考にしてみてください。

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カロスキルってどんなエリア？

カロスキルとは、韓国語で「街路樹（カロス）」と「通り（キル）」を組み合わせた言葉で、その名の通り、美しい並木道が印象的なエリアです。

カロスキルの中心となるのは、イチョウ並木が続くメインストリート。その通り沿いには、韓国国内外のファッションブランドのショップやセレクトショップ、おしゃれなカフェやレストランが軒を連ねています。メインストリートから一歩裏道に入れば、個性的なローカル店やギャラリー、雑貨店などが点在しており、散策するだけでもワクワクするような発見があるのが魅力です。

もともとカロスキルは、韓国の若手デザイナーたちが自身のブランドを発信する場としてスタートしました。ギャラリーやアトリエが並ぶアーティスティックな通りとして知られており、流行の最先端を行くファッション関係者や、いわゆる“おしゃれピープル”たちが集まる感度の高いスポットでした。2000年代中盤からはショッピングエリアとしての開発が進み、洗練されたカフェやショップが次々と登場。2010年代には、韓国を代表するトレンド発信地のひとつとして不動の地位を築きました。

しかし、近年では新型コロナウイルスの影響や、ソウル各地に新たなファッションスポットが登場したことで、以前ほどの賑わいは落ち着きつつあります。特に聖水洞（ソンスドン）や漢南洞（ハンナムドン）といったエリアに人気が分散した今、カロスキルはより静かで、ゆったりとした雰囲気に変化しています。以前のような人混みが苦手な方にとっては、かえって魅力的に映るかもしれません。

アクセスも非常に便利で、最寄り駅は地下鉄3号線と新盆唐線が通る「新沙（シンサ）駅」。駅から歩いて数分でカロスキルの中心部に到着します。

カロスキルで一人ご飯できるお店

新沙コッケタン 

醤油ダレにじっくり漬け込んだカンジャンケジャンが人気の「新沙コッケタン」。1人前のカンジャンケジャンセットやヤンニョムケジャンセットがあるほか、ランチタイムにはワタリガニのチゲなども一人分オーダーすることができます。

この店の大きな特徴は「味」と「鮮度」へのこだわり。30年以上の料理経験を持つシェフが、まろやかで食べやすい味付けを追求し、誰でも食べやすいマイルドな味を生み出しました。さらに、仕込みから3日以上経ったカニは提供せず、すべて廃棄するという徹底した品質管理で、常に新鮮な蟹だけを提供しています。

このこだわりが評判を呼び、地元の常連客はもちろん、日本や韓国の有名人にもファンが多いことで知られています。本店はカロスキルのあるソウル・新沙洞に位置し、隣の狎鴎亭には2号店も展開。どちらも同じ味とクオリティが楽しめます。

永東ソルロンタン

1976年創業という長い歴史を誇る「永東ソルロンタン」。ソルロンタン一本で勝負をしている老舗専門店です。メニューはソルロンタンと牛ゆで肉（スユッ）のみ。選択肢が少ないからこそ、一杯に込められたこだわりと丁寧さが際立ちます。特にソルロンタンのスープは、国産の牛肉と牛骨を使用し、24時間以上も絶え間なく煮込まれて完成される逸品。丁寧にアクを取り除きながらじっくりと煮込まれたスープは、見た目は透き通っているのに、口に含むとしっかりとしたコクと深い旨味が広がります。

一見淡白に見えるスープは牛骨のまろやかさと塩加減のバランスが絶妙で、重たさがなく、身体にすっと染みわたるような優しい味わい。派手さこそないものの、どこか懐かしく、ほっとする美味しさが感じられる、まさに“心に沁みる一杯”です。

年中無休・ほぼ24時間営業なので、時間帯を問わずに利用できるのも嬉しいポイント。朝早くに観光へ出発する前の朝食として、ショッピングを終えた後の夕食として、さらには夜遅くホテルに戻る前の深夜ご飯としても利用できるのが魅力です。

キムブッスン クンナムビチッ

2002年の創業以来、家庭的な味わいを求める人々に愛され続けてきた「キムブッスン クンナムビチッ」。韓国の人気グルメ番組「美味しい奴ら」などでも紹介された有名店です。

メインとなるのはチゲ料理。定番の肉や海鮮入りのものから、エゴマとキノコを使った優しい味わいのチゲまで、バリエーションがとても豊富です。中でも、日本からの旅行者に特に人気なのが「豚首肉入りキムチチゲ」。コクのあるダシとじっくり熟成されたキムチが組み合わさり、辛さの中にも深いうまみが感じられる一品です。

看板メニューの一つでもあるキムチチゲには、大きな豆腐がごろっと入っていて、見た目にも満足感があります。キムチの爽やかな酸味とスープのコクが絶妙で、思わず白ご飯が進んでしまう味わいです。

お店は一人でも入りやすい雰囲気で、時間帯を問わず気軽に利用できます。ひとりご飯でもしっかり食べたい、韓国の家庭料理を味わってみたい、という方にはぴったりの一軒です。

松炭プデチゲ 本店

「松炭プデチゲ 本店」は、1995年に創業して以来、地元・ソウルの人々に長年愛され続けているプデチゲの老舗専門店です。プデチゲは、ソーセージやスパムといった加工肉に、キムチ、餅（トック）、インスタントラーメンなどを組み合わせ、唐辛子ベースのスープでグツグツと煮込む韓国の鍋料理。具材の旨みが溶け出したスープは、ピリッとした辛さの中にも深いコクがあり、ご飯との相性は抜群。食べ応えがありながらもどこか懐かしい味わいで、韓国人にとってはまさに“ソウルフード”といえる存在です。「松炭プデチゲ 本店」では、そんなプデチゲを一人前から注文することができます。

24時間営業・年中無休という営業スタイルなので、朝食・ランチ・ディナーはもちろん、深夜の小腹満たしにも気軽に利用が可能です。

タッカンマリカムジャタン

「タッカンマリカムジャタン」は、そのユニークな店名が示す通り、韓国の代表的な鍋料理であるタッカンマリ・カムジャタン・タットリタンの3種類を専門に提供しているお店です。

鍋料理といえば「何人かで囲んでシェアするもの」というイメージがありますが、ランチタイム限定で提供されている「タットリタン」は一人前から注文が可能です。

タットリタンは、骨付きの鶏肉とじゃがいも、にんじん、玉ねぎなどを、唐辛子ベースのコク深いタレでじっくりと煮込んだピリ辛鍋料理。長時間煮込むことで鶏肉はとても柔らかく、スプーンでもほぐれるほど。タレには野菜や肉の旨味がしっかりと染み込み、辛さの中にも甘みや奥行きがあり、食欲をぐっと引き立ててくれます。ご飯との相性も抜群で、最後まで飽きずに食べられる満足度の高い一品です。

元祖 馬山コットルネ カンジャンケジャン海鮮専門店

「元祖 馬山コットルネ カンジャンケジャン海鮮専門店」は、韓国ならではの海の幸を心ゆくまで楽しめる人気店。一人前からオーダーできる看板メニューのカンジャンケジャンは、新鮮な韓国産のワタリガニを甘辛い醤油ダレにじっくり漬け込んだ一品で、そのとろけるような身の甘さと濃厚な味わいは、一度食べたらやみつきになる美味しさです。

店名にもある「馬山」は、韓国・慶尚道にある港町で、海鮮料理が有名な地域。その本場の味をそのままソウル・新沙洞で味わえるのがこのお店の魅力です。

韓国の人気グルメ番組でもたびたび取り上げられており、その味と品質の高さから、地元の常連客にも根強い支持を得ています。お店はカロスキルからもアクセスしやすい立地にあり、ほぼ24時間営業・年中無休という使い勝手の良さも魅力のひとつです。

カロスキルまとめ

おしゃれな街並みとトレンド感あふれるカロスキルは、ショッピングやカフェ巡りだけでなく、美味しいグルメもたくさん。今回は一人でも利用しやすいおすすめグルメ店をまとめてご紹介しました。韓国へのソロ旅を予定している方、韓国で一人ご飯を予定している方は是非お店選びの参考にしてみてくださいね。